ルクレの目的に向けて人を束ねる

【本日の社員データ】
栗城さん(入社2年目)中途入社、40代後半
コアプロダクト部 部長
コアプロダクト部のトップ。休日は娘と遊ぶお父さん。
朝会議個人発表テーマ:「自分にとっての”tennis ball” ”circle” “30,000”」

さとこ:最近はコアプロダクト部の方が続いていますが、
今日はその部長!栗城さんにお話をうかがいます。どんな方だろうと想像
しながら、この一週間ドキドキしていました。

栗城:ああそうですか(笑)
いや別に普通ですよ。昔は音楽を本格的にやってたんですけど、その後は
趣味も広く浅く… 嫁と娘が二人いて、小学5年生と2年生なんですけど、
あと2年もしたらお父さんキモいとか言い出すのかなぁって思って、最近調べ
ました(笑)今のところ仲が良くて、休日は娘たちとレゴをしたりしていますね。

さとこ:仲良し家族ですね!そういうお話を聞くと和みます。
職場では部長でいらっしゃいますが、マネジメントする立場からすると、
コアプロダクト部ってどんなふうに見えるんですか?

栗城:おもしろいですよ!とにかくおもしろいです。
僕は長いことエンジニアの仕事をしていたんですけど、プログラムを書くより
面白いかもしれない。プログラムは書いたらその通りに動きますけど、人は
違うじゃないですか。思っていたのと違って、でも話を聞くとなるほどそういう
捉え方があったのかって思うし、飽きないですね。

さとこ:いろんな方がいらっしゃいますもんね。
だからこそ大変なこともあると思うんですが、栗城さんが大事にしていらっしゃる
ことってなにかありますか? 

栗城:ルクレにはルクレの理想があって、実現のためのロジックもちゃんと
あるんだけど、現場はロジックだけでは回らないじゃないですか。その穴を
埋めるのが僕の役割だと思っています。部長として、って言うと、やっぱり
責任ですかね。責任は取る。誰だってそうでないと一人立ちできないと思う
んですけど、取り方のベクトルがズレてしまうことがあるんですよね。部の
方針やビジネスの方向性、プライオリティ、自分の立ち位置を見誤っている人が
いたらそのズレを調整するようにしています。

さとこ:というと、たとえば?

栗城:たとえば… もっとみんな、ビジネスを回すことを考えて、
自分にできることはなんでもする姿勢でいたらいいと思うんです。外部の人に
製品のことを伝えるとかね。自分たちが一生懸命考えて作った製品なんだし、
自分たちがおもしろいと思ったものを作ってビジネスをするのはルクレが大切に
していることだし。カスタマーサポートとか開発とかそれぞれのミッションには
みんな責任を持って取り組んでいるんですけど、最終的には製品を売っていく
ためのミッションであること、そこに向かっていくベクトルを見失わずにいて
ほしいです。

さとこ:実際に仕事をして、あれこれに追われていたら私も頭がいっぱいに
なってしまいそうです… 目的を見失わないって大事ですよね。
他になにか学生に伝えたいことってありますか?

栗城:そうだなぁ、ルクレは、自分のやりたいことがあって「やりたいんです」
「こういう人に私はなりたいんです」っていう人に向いた会社だと思います。
逆に既にある仕事を見て「やらせてください」「勉強させてください」っていう
人は他の会社の方がいいかな。ルクレには自分の意思が伝わる感じがある
と思うんですよ。だから個人としてのアイデンティティを発揮したい人はその
気持ちを生かせるだろうし、そういう人を僕らも求めています。

さとこ:個人としてのアイデンティティを発揮したい人を、ですか?

栗城:うん。僕らは「なにしたい?」「どうしたい?」って聞きますし、
やると決めたことには責任を持ってね、と思ってます。それをするためのサポート
はしますから。

さとこ:それ、ルクレらしさの端的な表現に思えます。
インターンをはじめてまだ4ヶ月ですが、皆さん私の意見を自然に聞いて、
尊重してくださるんですよね。この記事も添削してもらうんですが、その添削に
対しても意見を言えるし…
栗城さんのお話を聞いていたら、いろんな立場の方がそれぞれ本当に考えて
ルクレをつくっているんだなぁとしみじみしました。今日はありがとうございます!

人間相手の仕事は楽しい

【本日の社員データ】
桑野さん(入社6年目)中途入社、40代前半
コーポレートビジネス部 SE
あらゆる事態に対応する頼れる人。アイドル、競馬、映画…と興味の幅も広い。
朝会議個人発表テーマ:「SEというお仕事」

さとこ:今日は桑野さんにお話をうかがいます。
先週神田さんに「雑談から話をはじめるといいよ」とアドバイスをいただいたので、
趣味の話からはじめてみます!桑野さんはともちんと競馬がお好きだそうですね? 

桑野:そうですねー 完璧な造形美と、背後にあるストーリーが好きなんです。
ともちんは完璧な美しさだし馬は走るために生まれてきたような無駄のない体つき
をしているし、それぞれ苦労話やサクセスストーリーがあっておもしろいんですよ…
(以下略)

さとこ:アイドルと競馬の意外な共通点ですね!
無理やりな質問ですが、そういう趣味を持つ桑野さんだからこそ仕事には
こういう興味を抱いている、みたいなことってありますか? 

桑野:生き物や人間を相手にするのが好き、っていうのはある
かもしれませんね。パチンコや競艇は好きじゃないんですよ。パチンコは
プログラムで勝敗が決まってしまうし、競艇も船の性能の差が大きいし…
その点競馬は、人が操作して生物に乗っていて、数値化してもその通りに
ならないんですよね。勝ちそうな馬に賭けても勝てなくって、どうすれば
勝てるのか?っていうロジックを解きたくなります。

さとこ:人によって動いていて数値化できなくて…っていうのは
アイドルにも共通する要素ですよね。桑野さんのお仕事もたくさんの人を相手に
するものだと聞いています。 

桑野:私はSEなので、社内外いろんな人と関わりますね。
製品を売り込んだり、お客さんの要望とかなにかあれば社内に報告したり…
人って元気をくれるし、へこましてももらえるから起伏があっていいです。製品が
完成したときは、プログラムが動いたことではなくそれを見た人の反応が嬉しい
ですね。1000のイイネ!をしてもらうより、ひとりの人が目の前で満面の笑みを
浮かべてくれた方が嬉しい。人と人の間をつなぐ仕事だから、製品のことを
お客さんに伝えることもするし、お客さんの喜びはエンジニアにも伝えるように
しています。感情表現の苦手な人もニヤっとするんですよ。いいことは100を
120にして伝えたいですね。

さとこ:いいことにもへこまされるのにも好意的なんですね…!
アロバの導入先へテストやサポートをしに出かけて行かれるって聞きました
けど、そういうの怖くはないんですか? 

桑野:楽しいですよ。ひとりで行くこともあるんですけど、
ルクレの看板を背負って行って、どんな話でもしてもらえるっていうのが
嬉しいです。営業についても技術についてもサポートについても聞かれて、
それに自分が答えていいんだ!っていうね、任されている喜びもあるしこな
せる喜びもあるし、やってやろうと思いますね。

さとこ:ほんとに全部わかってないとできないお仕事ですよね。
なにか問題が起きたらどうしよう…って、私だったら不安でいっぱいになって
しまいそうです。 

桑野:内心では焦って冷や汗をかいているようなときもありますよ(笑)
でも問題が起こったとしても落としどころはいろいろあって、どう処理するか
判断するのも自分の仕事ですし、社内に連絡すれば開発の人たちがなんとか
してくれるだろうって信頼もあって、だから現場でも涼しい顔をしていられます。
実際、それぞれ仕事があるのにみんなで作業してくれて、一日で問題が
解消したこともあるし…
この信頼関係は大事ですね。最初に神田くんの「雑談から入る」ってアドバイスが
あったけど、これは私も気を付けてるんですよ。雑談から入って本題に…って。
というのも、私が話かけるときって開発者にとってはあんまり良い話じゃない
ことが多いんですよね。あ、なにか不具合があったのかな…?みたいな。
だから私の歩いてくるところがストレスにならないようにしたくて。そのために
みんななにに興味があるのか、今なにをしているのかアンテナを張って
情報収集してますね。そうやって信頼を築いていこうと。

さとこ:それ、見習います!
インタビューをはじめてから「人と楽しく話をする」というのが私の課題なんですが、
桑野さんはまさにお手本でした。面白くてわかりやすくて勉強になって…
今日はありがとうございました。