「なにができるってわけじゃない」君も

「元気のいい学生さんに来てほしいですねー」【本日の社員データ】
米田さん(入社4年目)中途入社、30代前半
技術SEグループ マネージャー
サッカー大好き。最近はダイエットにも詳しくなりました。
朝会議個人発表テーマ:「EXMK的プロジェクトマネージャーをつくろう」

さとこ:本日はEXMK部の米田さんにお話をうかがいます!
米田さんの朝会のテーマは「EXMK的プロジェクトマネージャーをつくろう」
でしたよね。去年の4月にマネージャーになられて5月の人事ブログでは
「まだまだこれから」とおっしゃっていたのに、着実に進んでいらっしゃるなと
思いました。でも米田さんのお仕事って、「プロジェクトマネージャー」だと思う
のですが、つまりなにをなさっているんですか?前山さんみたいな感じ・・・? 

米田:そうそう。ただ前山さんは社内に対しての管理をしているけど、
僕はお客さんとの折衝も含んだプロジェクトの管理をしています。外注先や
パートナー会社さん、それからうちのメンバーも含めて、進捗やコストの
管理をする感じです。

さとこ:全体を見てうまく進めていくポジションですね!

米田:なんか、僕はなにができるってわけじゃないんですよ。エンジニアでも
デザイナーでもないし、そのくらいしかできることがないんですよね。コミュニ
ケーション能力くらいしかないっていうか。もしかしたら学生さんは、うち
みたいな会社で働くにはエンジニアじゃなきゃ、デザイナーじゃなきゃいけない
んじゃないかって思うかもしれないけど、「人と話すのが好き」とかでなんとか
なる職種もあるんですよ。そういう人もいた方がいいと僕は思っています。

さとこ:私もそのタイプなので、そういう人がルクレでどうなるのか気になります!
そういう方がEXMK部に入ってこられたら米田さんの下につくんですよね。
そうしたらどんなふうにマネジメントなさるんですか? 

米田:お、いい質問ですね(笑)
そうだなー・・・ 技術的なものは教えられないから、ものの見方とか、こういう
ふうな心積もりを持ったほうがいいとか、社会人としてのベースや人格形成に
関する部分を教えますかね。「これだからゆとりは!」って言われないように
してあげますよ(笑) お客さんの前に出て行かなきゃいけないですからね、
そのへんはしっかり。大事なお客さんの前でルクレの看板を背負って
もらわないといけないんで、基礎の基礎から。

さとこ:いいなぁ、それ!私も教えてほしいです。
米田さんは教えるのもうまそうですよね。 

米田:人の観察が趣味で、この人にはここまで言っていい、この人だから
こういうふうに言える、っていうのは常に考えてます。お客さんでも、この人は
こういう人だからこういう言い方をしよう、とか。
うまくふところに入り込むのがわりと、先天的に得意かもしれないですね。
昔から年上の人と話すのが比較的得意でしたし、前の会社の社長にも仲良く
してもらっていました。社長室をノックして「ご飯つれてってくださいよー」って
言って連れて行ってもらったり・・・ しかも自分では行けないような店にばっかり。

さとこ:すごい!社長との間にそこまでの信頼関係を築ける人ってなかなか
いませんよね。自分のことも他人のこともよく見えていてうらやましいです。 

米田:そういうのができないと本当になにもできない人になっちゃいます
しね(笑) でも気をつけているのは、昔から言われていると思うんですけど、
「自分がされて嫌なことはひとにしない」っていうことです。言われて嫌なことは
言わないように、してもらって嬉しいことはしてあげるようにって、基本的な
ことですが。あとは、EXMK部にいるといろんな人と出会えるので、それは
いいことだと思います。いろんな場数が踏めて、失敗も成功も体験できて。
ずっと同じお客さんだと「大体こういう感じだろう」というのがわかってきて業務
としては深くなると思うんですけど、いろんなお客さんと関わると「こういう人も
いる、こういう人もいる」ってひきだしが多くなっていくんですよ。

さとこ:なるほど!お仕事とお人柄がうまく噛み合っているんですね。
そんな米田さんは、これからどういうふうになっていきたいとかってありますか? 

米田:なるべく自分が楽になるようにしたいですね(笑)
なるべく楽になることで、管理者としての能力を高めるとか新しいことをやる
とか、そういうことをできるようになりたいです。今は自分の実務に時間を
とられがちなので、一個上の進むべきステップに移りたいんですよ。

さとこ:プロジェクトマネージャーですもんね。また来年のインタビューも楽しみに
しています。米田さん、今日はありがとうございました!

どうせやるなら楽しくやろう!

頼れるルクレの屋台骨【本日の社員データ】
堀口さん(入社9年目)中途入社、30代前半。
総務部 法務、ITソフトウェア管理、経理など
社内中から頼られるオールラウンダー、困ったときの堀口さん。
朝会議テーマ:ERPシステム導入について私がおもういくつかのこと

さとこ:本日は総務部の堀口さんにお話をうかがいます!
堀口さんは私にとって社内でもっとも身近で、毎日お世話になっている方
ですが、いろいろ見ているぶん分からないこともたくさんあるんですよ。

堀口:へーそうなの?たとえば?

さとこ:たとえば、朝会では、自分は「無用の存在」だけど「ゴールを目指したい」
というお話をされていましたよね。どちらもわかるような、わからないような・・・ 

堀口:「無用の存在」というのはねー、まぁプレゼン用にセンセーショナルな
言葉を選んだ節はあるけど、総務部みたいな間接部門、直接売上をあげる
わけではない部門は、会社にとってコストでもあるっていうことだね。もちろん
今総務がしている仕事が無駄だっていう意味じゃないけど、自分が会社に
いることのコストを考えた方がいいと思うんだよ。

さとこ:自分がいることのコスト、ですか・・・?

堀口:うん。いくら売上をあげたってさ、それよりもコストが大きかったら意味
ないわけじゃん。ここで言うコストっていうのはたとえば人件費ね。自分が
働いているのって、会社にとってはある意味ではコストなんだよ。総務は
売上をあげているわけじゃないから余計にそう感じるんだと思うけど・・・
コストはなるべく少ない方がよくて、自分はコストでもある。コストをコストだと
理解しようよ、ってことが言いたかった。「無用の存在」っていうのはそういうこと。

さとこ:かなり強烈な表現ですよね。
それでも「ゴールを目指したい」と思っていらっしゃるのはどうしてですか? 

堀口:えーと、それはなんとなく共感できない?
あらためて「どうして?」って聞かれると、なんて言ったらいいんだろう・・・
そうだなー 「どうせやるならなるべくよくなった方がいい」からかな。自分に
できること・やらなきゃいけないことをやらない、というのは生理に合わない
んだよね。仕事をすることで誰かに喜んでほしいとか給料をもらわないと生活
できないとかいろんな価値観があると思うんだけど、でも少しでも前に進む、
というのが間違っていることはあまりないと思う。

さとこ:???「少しでも前に進む」?

堀口:たとえば成長するとか、売上をあげるとか、コストを下げるとかね。
自分の場合は、さっきも言ったとおり売上をあげることができないから、コストを
下げることが「前に進む」ことだと思ってる。正確さを保ちながら効率をあげて、
他の部署の負荷を下げるのが自分のミッションだね。「無用の存在」と言っても、
そのことには矜持を持っているし、責任感や意地もある。少しでもよくなり
たいし、よくしたいんだよ。

さとこ:なるほど・・・

堀口:成長したいのがなんでかって言われるともうなんて言ったらいいか
わかんないけど、その方がおもしろいし楽しいじゃん。俺は趣味でサーフィンを
やるんだけど、前よりもいい波を見つけられるようになったりさ、そういうのと
一緒で。新しいことをやってみて、できるようになったら嬉しい。新しい知識を
得て「へぇー ふぅーん」って思うのが原動力かなぁ。俺は捻くれものだし
身勝手だから、人に感謝されたりするのよりも原動力になっているかも
しれない(笑)なにかがうまくいって、周りの人がちょっとずつよくなっていくのは
いいなって思うし、なにがみんなにとって一番いいのかとは考えるけどね。

さとこ:なんだかんだ言いつつ、みんなのことを考えていらっしゃいますよね。
本当になんでもできるオールラウンダーですし・・・ 

堀口:やってみて、ちょっとでもよくなったらいいし、ちょっとずつ前に進んだ
方がきっとみんな幸せだからね。それに、その方が自分も楽だったりするよ、
精神的に。仕事ってやらなきゃ生きていけない側面もあるけど、たとえ1億円
あったってなにかしらすると思う。生きていたらなにかするし、仕事しない
わけにはいかないから、「あーやんなきゃなー」とか言ったりするけど、結論
としてはやった方が実は楽。で、どうせやるなら楽しくやろう!と思ってる。

さとこ:前向きですねぇ。堀口さん、今日はありがとうございました!