失敗したっていい、成功したら一緒に喜びたい

 

【本日の社員データ】
阿部さん(入社3年目)中途入社、40代前半。
総務部 広報
前職では有名アーティスト、アスリートのマネージャーを歴任。
その経験を活かし、ルクレでは全く新しいプロジェクトを推進中!
朝会議個人発表テーマ:新プロジェクトの育て方

植松:本日は広報の阿部さんにお話を聞きます。阿部さんは私の隣の席なんですが、最近よく取材を受けたり、打ち合わせだったりで、いらっしゃらないこと多いですよね~。

阿部:はい、すごい忙しいです(笑)
ここへ来て新しくリリースされるサービス、注目度の上がってきている製品が増えてきて、バタバタしてますね。

植松:「忙しい」って笑いながら話せる阿部さん、その余裕さすがですね!

阿部:え、そうですか?たぶんつまらない仕事だったら他の人に相談とか、してると思います。そうじゃなくて、自分でやりたくて抱えていて、むしろどんどん仕事を増やしているというか。アロバビューが7年連続国内シェアNo.1を取りました!って、世の中のみんなに知ってもらいたいんですよね、やっぱり。よし、じゃあ出来る限り多くのメディアにアプローチしよう、あの人にもこの人にも話を聞いてもらおうって。

植松:阿部さんにとっての「忙しい」って、いい状態なんですね。ところでその阿部さんの忙しさのひとつに、少し前からスタートしているプロジェクトも入っていると思うのですが。

阿部:はい、ありますね。会社にとって初めての、全く新しいポジションの“人”を育てるプロジェクト。これは、会社にとってももちろん初めてですし、世の中にも前例がないことですから、正直私も悩みながら進んできたところはあります。

植松:どのあたりが悩んだところですか?

阿部:そうですね、例えば自分と同じ役割の人が後から入ってきたら、自分がやってきた仕事、やっている仕事をその人ができるように育てますよね。これは簡単なんです。なぜなら自分が経験したことをそのまま教えられるから。
ところが、私が育てている子は、まずその全く新しいポジションについて、それが一体何なのか、本当に必要な存在なのか、ということまで深く理解するところからスタートしています。社会人としての経験もほぼゼロでしたからね。他に見本となる人がいない中で、イチから育てなければならない。私がちゃんとやらなければ、その子には失敗させないように、うまくできたら褒めてあげよう、、そうやって考えていたのが、実は間違っていたんです(苦笑)

植松:失敗しないようにフォローして、うまくいったら褒めることが、、ですか?

阿部:はい。失敗しないことが大切なんじゃないんです。第一、目的さえ間違っていなければ、大きな失敗にはまずならないし、もし何か問題に当たったら一生懸命自分で考えたらいい。それでまたやってみて、うまくいったら一緒に喜べる、あぁこれが人を育てることなんだって、はっと気がついた時があって。それまで、褒めたり叱ったりというのが全然楽しくなかったんですけど、同じプロジェクトの同じチームの仲間として前に進んでいるんだという意識になった途端、私自身の気持ちも楽になったところもあって。

植松:しっくりきた、って感じですかね?

阿部:そうですそうです。それに、その子自身も、最近は仕事を楽しいと思えてきているみたいで、自分から発信したり、考えて行動したり、ちょっとずつ進化してきているのを目の前で見ることができて、この仕事、やっぱりいいなと思ってます。

植松:新しいプロジェクトが育って、うまく回ってきた、という感じが伝わってきますね。近々色々なところで目にするかもしれない彼女ですが・・・本当に日ごろからがんばってますもんね。これからも期待してます!

みんなが毎日働ける理由

いつも笑顔の安岡部長【本日の社員データ】
安岡さん(入社15年目)中途入社、身長と年齢は不詳
総務部 部長
強く、優しく。ルクレのお母さん的総務部長。
朝会議個人発表テーマ:「ルクレのものづくりにプラスワン」

さとこ:本日は総務部の安岡さんにお話をうかがいます!
さっそくですが、普段の安岡さんのことを教えてください! 

安岡:えー 事前調査してないの? どんなって言われても、なんだろうなぁ・・・
休みの日には料理つくったり食べに行ったり・・・ 最近は種ちゃんと一緒に
ダイエットして4.5kg痩せたよ!

さとこ:していらっしゃいましたね、ダイエット!
種さんが短期間に痩せなきゃいけなかったとき、皆で応援しましたけど、
さらに一緒にダイエットだなんて優しいなぁと思って見ていました。 

安岡:べつに種ちゃんのためにってわけじゃないのよ。「誰かのために!
」って思っちゃうとしんどいじゃない。「食べちゃいけないーっ!」と思うと
ストレスになっちゃうし・・・ それよりも自分も楽しみながらね、ひとりじゃなくて
誰かとやっているとおもしろいから。種ちゃんにも「なんだ今週は!種ちゃん
食べたでしょ!(笑)」って怒ったりもしたけど、最後はグッと体重が減って
本人も勢いに乗って、なんとか無事に目標達成してね。
そういうのが私のやり方かなぁ。

さとこ:みんなで楽しく目標を目指す・・・ まさに安岡さんのイメージです!
安岡さんは普段どんなお仕事をなさっているんですか? 

安岡:そうねぇ、昼はみんなの仕事の進捗を見て、夜は経理的な計算をしたり、
みんなから出てきた資料のチェックをしたり、総務としての考え事をしたり・・・
たとえばさとこちゃんのやってる人事ブログがどうなったらもっといいかなとか、
社内でこういう問題が起きているからじゃあこの人に新しいことをやって
もらおうかなとか、こういう働きかけをするとこの部署の人はこう動いてくれる
かなとか。正解はないから、とりえあず打つ手は打って、やってみて、それで
違ったらちょっと軌道修正をして・・・ というのを繰り返して進めているよ。

さとこ:やっぱり社内全体を考えていらっしゃるんですね。プロジェクトの動きは
すごく早いですけど、人や社内の環境もどんどん変わっていっているんですか? 

安岡:変わっていってるよー!
人だとたとえば田山くんだね。彼は開発チームのリーダーで、メンバーを守ら
なきゃ!って余計な仕事は引き受けないように営業とケンカばっかりしてた
んだけど、あるときを境にガラッと変わって・・・ プロジェクトみんなの大きな
目標を、頭だけじゃなくて心でも体でもわかるようになったんだよね。当時は
植松ちゃんと私で全社インタビューをやってたんだけど、もう話を聞きながら
泣きそうだったよ(笑)

会社もどんどん変わっていっていて、昔は全社員で蔵衛門のテストをしていた
けど、今じゃ考えられないでしょ?小さい会社だったからなんでもやらないと
いけなくて、私もプログラムを書いていたし、たとえば蔵衛門の販売システムは
私が作ったんだよ。朝会も、十数年前最初にはじめた頃の目的はなんだった
と思う?「朝ちゃんと会社に来ましょう」だよ(笑)当時は今に比べてほんとに
人が少なくって10~15人くらいだったんだけど、みんな会社に来なくってね、
せめて週に一度は・・・って始まったのが朝会なの。まぁ今でも朝遅い人は
いるけどね(笑)「朝来ない」は会社としての問題ではなくなったじゃない?
これも大きな変化だよね。

さとこ:そんな時代があったんですか(笑)かなりの変化ですね。
こんなに変わっているのにその間ずっとルクレを好きでいられるとしたら、それも
結構すごいです。どうやって好きでいられる状態を保ち続けてきたんですか? 

安岡:任せるところは任せるのが大切かな。
営業とか、私にはできないことはできる人にやってもらって、私は人を支える
のが幸せだから、支えて・・・ 私、そういうところは案外女性っぽいのかも
しれない。みんなの和を大切にして居つづけることに幸せを感じるのよ。
でも、かといって受身でみんなのすることをただ見ているわけでもなく、もっと
こうしたい、とか、やろう!っていうのはある。最近導入した布おしぼりにも
ゴーゴー!ってしていたしさ(笑)それがなきゃやっていけないと思う。

さとこ:任せて、支えて、自分でも動いて・・・ まさに縁の下の力持ちですね!
総務部に安岡さんが構えていらっしゃる安心感は、きっとみなさん無意識に
であれ感じていると思います。安岡さん、今日はありがとうございました!