状況を確認し、物事の仕組みを考える

【本日の社員データ】
小原さん(入社1年目)中途入社、30代前半
EXマーケティング部所属
アルバイトから正社員へ、変化に動じない知性派
朝会議個人発表テーマ:「状況の確認のススメ」

さとこ:今日はEXマーケティング部の小原さんにお話をうかがいます!
まずは小原さんのお仕事について教えていただけますか?
朝会議の資料には「調整屋」とありましたが… 

小原:今の仕事は、クライアントのしたいビジネスを一緒になって
お手伝いすること。「こういうことがしたいんだけど」という話を聞いて、
それならこういうビジネスモデルや機能がありますと提案して、じゃあやろうって
決まったらやって、必要に応じて関係のある他の会社と連絡を取り合う。
ただ情報を伝達するんじゃなくて、クライアントや他の会社との間でできること
できないことやスケジュールの調整をするから「調整屋」。
それでモバイルカタログとかアプリとか、いろんなものをつくっているよ。
新しい機能が使えるようになったりならなかったり、
そのときどきで流行っているものが変わったり、状況は日々揺れ動くから、
スケジュールはいつもタイトだね。

さとこ:ひとつのサービスを始めるためにもたくさんの人が関わりますもんね。
ビジネスモデルや機能も実際にはすごくたくさんありそうですが、
小原さんはかなりお詳しいんですか? 

小原:いや、ビジネスモデルについては既にある程度ルクレで
ノウハウがあるけど、機能についてはクライアントから聞いて知ることもあるよ。
全部把握できるようなものじゃないから、その都度ごとに調べるようにしてる。
最初の頃はシステムについても詳しくなくて、構造はこうなってるんだろうな
って想像して過ごしてたし。

さとこ:いろいろ変化していくから大変そうです…
小原さんは以前アルバイトの形で新しい端末の評価をするようなお仕事を
なさっていたと聞きましたが、業務内容の変化も大きいですよね? 

小原:うーん、でも、そんなに変化を感じていないというか、
大変だって思ったことはあんまりないな。わりとさらっと移行できたかもしれない。
状況の確認を昔から大切にしてきたからかな。
確認の大切さはこれまでの失敗から身に染みているのだけど、逆に確認さえ
しっかりしていれば、とも思うんだよね。めまぐるしく変化していく状況の中で
今自分にどういう提案ができるのかって考えて、状況の変化を自分に落とし
込んでいるから、変化についていけるんだと思う。

それにもともと物事の仕組みが好きで、アプリの構造が気になって勉強したり、
他の会社のサービスでもどういう仕組かとか裏の意図があるだろうとか考え
たりしてたしね。自分がサービスを提供する側になってはじめて気づくことも
あるし、どうしてこれが売れるのか、どういうマーケティング手法でものを売って
いるのかって考えて仕事の参考にすることもあるよ。
それから新しいものが好きっていうのも、今の仕事の役立っていると思う。

さとこ:さらっと移行できるっていうのがどうしても不思議です(笑)
好きなことが仕事の内容につながっているからなんでしょうか。
物事の仕組みや新しいものは昔からお好きだったんですか? 

小原:うん。
小学校高学年くらいかな、CDがまだ8cmだった頃に誰よりも早くMDを持って
いたし、中学くらいでPCを買ってもらってチャットやICQ(今でいうskypeみたい
なもの)をしてたし、htmlってこうなってるんだなー ネットのページってこういう
ふうにできてるんだなーって考えてた。新しいサービスと、なんで今これが
流行ってるのか、どうできているのかって考えるのは昔から好きだったな。

今はどちらかというとコンテンツに興味がある。
新しいサービスがでてきても結局重要なのは中身だからね。たとえばアニメは
今や世界的にも認められるコンテンツで、自分も深夜アニメを見たりするよ。
東京での五輪が決まったけど、イギリスのときは音楽の国だとか言って音楽を
流していたのが東京ではアニメーションになるんだろうな、とか考えてた。

さとこ:なんだか、さすが!
物事の仕組みを考えるのって、世の中の違った面が見えておもしろそうです。
社会人になるのがちょっと楽しみになりました。
今日はどうもありがとうございます!

会社の成長は自分のことみたいに嬉しい

【本日の社員データ】
和田さん(入社11年目)中途入社、30代後半
総務部所属
自称「自分反省型」、ルクレ全体を見渡す経理担当です
朝会議個人発表テーマ:「経年変化」

さとこ:今日は和田さんにお話をうかがいます!
和田さんは総務部で経理のお仕事をしていらっしゃるんですよね。
無知で恥ずかしいんですが経理って、つまりなにをしていらっしゃるんですか?

和田:お母さんが家計簿をつけるみたいに、
給与とか売上とか請求書とか、会社のいろんなお金を管理しているよ。
大きな金額も扱うし、鏡を買うとか細かな出費もある。
基本は各部署からお金にまつわる報告を受けて、それを会計ソフトに
打ち込んで管理して、そこから書類をつくって部長や社長に報告したり、
税務署に提出したりする感じかな。数字を見ていろいろ分析もするよ。

さとこ:分析って、たとえば?

和田:四半期ごとに、どの部署でいくらの利益があって、
前期と比べると上がったのか下がったのか、上がっているけど人も増えて
いるから結局儲かる方向だったのかどうか…とか。
それが経営判断の材料になるの。
数字は一目瞭然だけど、言い方によっては歪むからね。
「100万のマイナスがあったけど、このままで大丈夫」と
「100万のマイナスがあってどうにかしなきゃいけない」じゃ全然違うじゃない?

さとこ:確かに全然違います。
企業だと100万なんて金額が簡単に動いてしまうんですね。
なんだか怖いなぁ… 責任重大じゃないですか。 

和田:そうなんだよねぇ。
詳しくは話せないんだけど、最近とあることで経理としての力不足を猛省してる。
随分前からなんとなく予想はできていたのに、
全体的な動向の理由をちゃんと分析できなかったことがあって…
本当ならきちんと分析して、早い段階で警告を発するべきだったんだよね。
みんなが「これはいいよね!」って思ってした仕事の結果を見て、
それが会社の利益にもなるように調整したい、社内の雰囲気とお金の
結果を一致させるサポートがしたいんだけど、なかなかね。

さとこ:そういうサポートがあったら、
みんな仕事に集中できて大助かりですよね。
でも数字の管理といい分析といい、なんとなく経理って難しそうなイメージです。
お仕事は大変ですか? 

和田:情報はぼやっとしてると入ってこないから、それが大変かなぁ。
たとえばある売り上げは、どのくらい苦労してあげたものなのか。
たなぼた的なものだったのか、営業さんの努力と工夫の成果なのか、
それとも開発の人の技術がすごかったのか…
ルクレはいろんなビジネスをしているから、売り上げをあげる労力もいろいろで
温度差があるんだよね。その温度差を汲み取りたいと思って仕事をしてる。
そのためにみんなと話をするし、長い時間を見越すようにしてるよ。

さとこ:ますます分析が難しそう…
ルクレはほんとにいろんなことをしていますもんね。 

和田:うん。それに長い時間をかけないとできないことをしているしね。
アロバビューとかも最初は利益がでなくって、でもいろいろ積み重ねて今の
数字があって、そこから派生していったサービスもあって…
お金にならないこともしているし、準備期間が長いんだよね。
長く使ってもらえるモノをつくろうとしているからだと思う。
アロバはルクレの受付にもあるけど、あるとないとじゃ全然違うんだよ。
アロバを使って「あー便利ー」「あって良かったー」って思ってくださる方が
いたり、デジブックが生きがいだって言って、毎朝5時に起きてすぐチェック
してくださる方がいたりして、そういうふうに思ってもらえるのが幸せ。
経理の喜びってなんだろう、会社の売上があがることと自分をどうリンク
させたらいいんだろうって思ったこともあったんだけど、ユーザーが使って
はまってくれてるとか、新しいインフラにルクレのサービスが導入されてるとか、
そういう会社の成長を自分のことみたいに思えるようになったよ。

さとこ:会社のことを自分のことみたいに思えるっていいなー!
働き甲斐がありますね。
これも「働いて幸せになる会社」を支える考え方でしょうか。
私もがんばります!和田さん、今日はありがとうございました!