仕組みが気になる、作りたい

【本日の社員データ】
折原さん(入社1年目)新卒入社、20代前半
オンラインビジネス部 開発
高専出身のプログラマ、だけどお菓子作りも得意
朝会議個人発表テーマ:「僕の嫌いなこと」

さとこ:今日は入社1年目の折原さんにお話をうかがいます。
朝会議の資料を拝見したんですが、とっても印象的でした。
テーマは「僕の嫌いなこと」で、「基礎」と「感性を求められること」と
「人と同じことをすること」が嫌いだって… 一体どういうことですか?

折原:「基礎」は、何度も何度も反復するのがいやなんです。
もちろん人並みには勉強しますが、もっと応用的なことをしたくなってしまって。
「感性を求められること」は、むかし美術の授業ですっごいダメだしされて
嫌いになりました。自分で描くのはいいんですけど、描いてと言われて描いたら
色合いがなってないとか線が綺麗じゃないとか散々で(笑)
「人と同じこと」については、経験的に、なんとなく冷めちゃうんですよね。
みんながドラマを見ているときもライトノベルを読んでいましたし、その
ライトノベルも流行ったらいやになってしまって、買ったのに結局読まなかった
本もあります。

さとこ:えええ…… 不思議です。
だって、折原さんは中学のときからプログラミングに興味があったって
聞いていますよ?それこそ地道で基礎的な勉強や、モノをつくるための
感性が必要な分野じゃないですか。 

折原:確かに、嫌いなものを完璧に避けているわけではないです。
たとえばあるゲームの大会で優勝したことがあって、そのときは流行りに
乗りました。流行りのゲームだけど自分なりのアクセントを加える余地があって、
楽しかったです。プログラミングも、基礎の勉強が長かったり美しいプログラムを
書けと感性を求められたりするところはありますが、論理的で、絶対的な
感じのするところは好きです。すっきりしているというか… 嫌いなことの裏返し
で「応用」「合理性」「新しいこと」は好きなんですよね。
でもまぁプログラミングはあくまでツールだと思ってもいますが。

さとこ:ツール、ですか?

折原:プログラミングは「どういうものをつくるか」と「できたもの」、
つまり「企画」と「完成品」を繋ぐ単なるツールだと思っています。それで僕の
興味は、プログラミング自体よりも企画や完成品にあるんですよね。一番好き
なのは、仕組みを考えることなんです。

さとこ:仕組みを考える…

折原:たとえばゲームをしていると、そのゲームのプログラムや計算式が透けて
見えることがあるんです。そのプログラムや計算式が僕の言う「仕組み」で、
法律みたいな社会の仕組みとも本質的には同じだと思っています。
つまり仕組みっていうのは「あるものを決まったように動かすもの」で、絶対に
これはこう動く、っていうのが好きなんですよね。絶対的で、ブレないもの。
そしてプログラミングは思い描いた仕組みを一番実現しやすい分野だと
思っています。社会の仕組みを変えようと思ったら国会に行ったりなんだり
大変じゃないですか。でもゲームの仕組みだとかが見えてくると、ああそういう
ふうに考えるんだ、おもしろいなぁと思って、変えることもできて。

さとこ:なるほど、おもしろそう!
ゲームをしていてそういうふうに仕組が見えてくるのは羨ましいです。
いろんな勉強や経験の賜物ですね。 

折原:普通に楽しむ方がいい気もしますけどね(笑)
ゲームをしていたら気になるところがあって、自分で手を加えて変えてみた
こともあるんです。ゲーム以外でも、なにか見て、なにか思うことがあったら
新しい方法で変えられないかなって考えますね。
今している仕事はみんなのデジブック広場のお手伝いで、言ってしまえば既に
決められたものに合わせてモノをつくる仕事ですが、一番気になるのは何を
つくるか、どうやってつくるかっていう仕組みのところです。仕組みをつくるの
にも気にしなければいけないことがいろいろあるし、プログラミングの方法も
一通りじゃないからケースバイケースで対応できるように今は勉強しなきゃ
と思っています。それでゆくゆくは仕組みの方をつくっていきたいですね。

自分にとっても、転換期。

 

【本日の社員データ】
尾木さん(入社12年目)中途入社、30代後半
コアプロダクト部 インスペクションリーダー
アロバビューが「種」の状態から関わってきた内のひとり!
朝会議個人発表テーマ:「テスト仕様書作成のすすめ」

植松:ここ最近はインターンのさとこちゃんが全社員インタビューを
やっているんですが、
今回は久しぶりに植松の登場です!

尾木:えー、さとこちゃんのインタビュー楽しみにしてたんだけどなぁ~

植松:ちょ、ちょっと!私でも喜んでくださいよ(笑)  さとこちゃんは今日、
別のお手伝いで
駆り出されていてですね。まぁ、それは一旦置いて
おいて、本題に入りますが、コアプロダクト部は体制がガラリと変わり
ましたよね?

尾木:そう。これまではなんとなくアロバビューに関して、開発、営業、
検証サポートっていう感じに分かれてたんだけど、チームを作って、
それぞれの役目を分かりやすくしたり、チーム間の連携がスムーズ
に取れるようにしたんだ。これまで積み重ねてきたものなんかは
全て取り払って、ビジネスモデルについてもイチから、根本的に考え
直しているところでね。

植松:なんと、イチから!・・・それはかなり大変ですね。

尾木:部にとってはもちろんだけど、俺にとっても転換期というか、
”生まれ変わっているところ”なんだよね。ここが正念場だとは思っ
てる。自分自身も変わっていかないといけないんだって。
もっと自分がリーダーシップを発揮しないといけないし、今まであ
まりやってこなかった、新しい仕組みを考えることもやっているんだ。
どうやったら良いモノを広めることができるか、ビジネスモデルとして
成立させることができるか、とかね。

植松:“変わる”って、簡単にできそうで、すっっ・・・ごく難しいことな
んですよね。私も、変わらなきゃ、と思うことはたびたびあって、もが
いたりもするんですけど、私の場合はその時は分からなくて、振り
返ったときに「あ、変わったな」って思う事が多いです。

尾木さんは今、転換期にあるということでしたが、仕事において気を
付けていることとか大事にしていることはありますか?

尾木:検証やサポートの仕事は、自分たちで何か作り出すわけでも
ないし、売りにいくわけでもない、言ってしまえば地味な役回りだとは
思うんだ。だからといって、ただ目の前のことだけやっていても仕方が
ないんだよ。効率を良くするように工夫したり、チーム全体が気持ち
よく仕事ができるような環境を整えたり、できることはいろいろある。
どんなに小さいことでもいいから改善をすることが大事なんだよね。
あと、これは若い人に特に期待することなんだけど―――

植松:お、どんなことでしょう?このブログは学生さんも見てくれてい
るので、尾木さんの期待していること、ぜひ教えてください!

尾木:ありきたりだけど、チャレンジすること、失敗することを恐れないで、
ということかな。実際のところ、俺は派手な失敗はもうできないけど、
若いうちは失敗して学ぶことが多いし、そもそも失敗はやってみない
ことには起こらないからね。まずは自分で考えてやってみてほしいん
だけど、そのためには仕事を自分のこととして捉える必要があるんだよ。
最初は勇気がいるかもしれないけど、そうしていくことで絶対、仕事が
面白くなっていくし、身に付くスピードも全然違うからね。

植松:そうなんですよね。たったそれだけのことなんですけど、自分から
向かっていけるかどうかって結構大きいんですよね。

尾木さんがそう言ってくれる環境で、みんなには成長していってほしい
ですね!
今日はありがとうございました~。