いろんな作物を育てるといい畑になる

【本日の社員データ】
牧野さん(入社4年目)中途入社、30代前半。
モバイルパートナービジネス部 エンジニア
「おすすめのお店ならいつでも聞いて!」と語る食通。一押しは本八幡のカンディード
朝会議個人発表テーマ:「エンジニアの学び方」

さとこ:今週はモバイルパートナービジネス部の牧野さんにお話をうかがい
ます!前回に続きエンジニアさんへのインタビューなので、引き続きエンジニア
心を探らせてください!知識がないせいもあって、エンジニアさんの仕事の
おもしろさがよくわからなくって・・・ 牧野さんのしているお仕事は、牧野さんに
とっておもしろいですか? 

牧野:えええ・・・ そう聞かれると、あなたにとってはなにがおもしろいの?
なんで総務部に入ったの?って逆に聞きたくなりますね。「おもしろい」の
概念がわからないです。苦労自慢みたいに、やってるときは苦しいけど
後からは思い出になっておもしろいものもあるし・・・
でも、僕はケータイに関わる仕事がしたいと思っていたんですけど、「ケータイ
はすごい!」とかは思いますね。だってデジカメが小さくなったんですよ!?
あんなに綺麗な、カラーの画面なんですよ!?? すごい進歩だと思いませんか。
昔の折りたたみケータイでも、どこまでたたんだら画面が暗くなるんだろう!?
その折りたたむ部分の中はどうなっているんだろう!?? とかって考えて
いました。ただ「すごい!」ってだけじゃなくて、「じゃあなにがすごいの?」と
考えるところはあります。他にもたとえばペットボトルのキャップがちゃんと
キャップとして機能しているのもすごいし、あるカップラーメンの麺はカップを
さかさまにしても落ちてこないって噂を聞いて、本当ならすごいなー
おもしろいなーと思いました。

さとこ:たしかにおもしろい!
そういう好奇心を持っているといろんなものがおもしろく見えそうです。

牧野:まぁ、知ると飽きるというか、興味が薄れちゃうようなところもあるん
ですけどね(笑)興味があっちこっちにいって、ひとつところにじっとしては
いられないタイプです。エンジニア歴はもう10年になりますけど、飽きずに
続けてこられたのはしている仕事に変化があったからだろうなぁ。いろんな
製品に携わってきましたし、どんどん新しいものが出てくる業界で、ソフト
ウェアに寿命もあって・・・
ずっと同じことをやっている人はエンジニアにはいないと思います。エンジニア
って、僕のイメージでは、自分という畑にいろんな種を植える感じですね。
植える種によって違う実(製品)がなるような。

さとこ:おもしろいなって思い(種)があって、製品(実)をつくって、その経験が
自分の身(畑)になって、また新しい製品をつくっていくようなイメージでしょうか。
ルクレの理念社名の由来にも共通する発想ですね!
それじゃあ、いい畑になるにはどうしたらいいんでしょうか? 

牧野:いい畑になるには・・・ 違う作物(製品)を育てることですね。
プログラミング言語とかモジュールとか製品のアルゴリズムとか、ほんとに
いろいろあるんですよ。でも自分で家で学ぼうなんて普通の人はなかなか
思わないから、仕事でやってみて、既にあるものを見たり実際に作りながら
知ったりするのがいいと思います。そうすると、エンジニアのしていることって
結局は一緒だなって、イメージがわかると思うので。

さとこ:えっ、一緒なんですか?

牧野:プログラミング言語とかモジュールとかって、表現は違うんですけど、
相互に共通するところは必ずあるんですよ。日本語と英語はぜんぜん違う
けど、訳すことはできるじゃないですか。たとえば「罵詈雑言」にぴったり当て
はまる訳がなくても、「悪口」とか似た言葉はあって・・・ これは昔気がついて
すげぇと思ったことなんですけど、英語で「世話をする」って「look after」と
いうんです。で、日本にも「後見役」という言葉があって、どちらも「世話をする」
という表現に「後ろから見る」イメージがあるんですよね。プログラミングも同じ
で、共通するイメージがあって、大事なのは表現よりも考え方なんです。

さとこ:なるほど!共通するイメージや考え方を身につけながら、どんな製品
にも対応できる土壌を養っていくわけですね。 

牧野:うん。いろんな製品に携わることでその「考え方」を身につけられて、
そうしたらもっといろんなことができるようになると思う。いろんな経験と、
あとはやっぱり情報が大事かなぁ。情報に触れて、あとで引き出せるかどうか。
僕はたとえばケータイWatchというニュースサイトを見たり、ツイッターで
デキるプログラマーをフォローしたりしています。自分の作っているものを
見るのも勉強になりますね。

さとこ:いろんなところにアンテナを張っていらっしゃるんですね!
その「共通するイメージ」というのを私も見て見たいです。なんとなく、
おもしろいんだろうな、おもしろそうだなという感じがわかった気がしてきました!
牧野さん、今日はありがとうございます。

3年目にして見えてくるもの

菱田さん【本日の社員データ】
菱田さん(入社3年目)新卒入社、20代前半
アロバビュービジネスユニット 販売推進グループ
「最近は仕事もフォワードです」と語るサッカー少女
朝会議個人発表テーマ:期待するアウトプットを得るためには?

さとこ:今日はアロバビュービジネスユニットの菱田さんにお話をうかがいます!
菱田さんは入社3年目なんですよね。その3年目という響きがとっても羨ましい
です!仕事にも慣れて、いろいろ見えてくるのかなって。 

菱田:あっという間でした!もう、1年がすっごい早かったです。

さとこ:いいなぁ(笑)
前回の記事には「そこで働いている自分がイメージできる会社」としてルクレ
への入社を決めたと書いてありますけど、イメージ通りでした? 

菱田:うーん、イメージ通りではなかったと言えばなかったかなぁ。
なんかね、働いている感がすごくあって… 「いろいろやらせてもらえそう」と
思って入社したんだけど、想像したよりもずっと私に任せてもらえるんですよ。
たとえば入社してすぐに受発注の仕事が回ってきて、企業相手の仕事で
すごく大事なところなのに担当という立場をもらって、想像以上に全部自分で
やっていて… もっとアシスタント的なことが多いのかと思っていたし、「まさか
こんな仕事をすることになるとは!」って仕事もあります。

さとこ:監視カメラ関係の部署ですよね。専門的で難しそうなイメージですが、
大変じゃありませんでした? 

菱田:最初は全部「はい!」「はい!」って感じで、言われたことをやるのに
精いっぱいでした。でもそれが積み重なって余裕ができて、キャパが広がって
いくんですよね。「すげー慣れたなー」と思います(笑) 最初の頃からは考え
られないくらい効率的に仕事をこなせるようになりましたし、それは大変だった
からこそだと思うんです。大変だからもっと効率よくできないかって考えて…

さとこ:おお、ポジティブ!

菱田:「これは自分の仕事だ」ってなる分、目に見えて請求書が溜まったり
したら辛いですけどね(笑) でもいつかは終わるし、終われば達成感がある
から、後々まで引きずって「辛かったなぁ」ってことはないです。逆にお客さん
に「ありがとう」って言ってもらったら嬉しいし、相手の企業の担当さんに
業務上でも「風邪だいじょうぶですか」とか心配してもらえたりしたらそれだ
けでもだいぶ嬉しい!アロバも大好きになりました。

さとこ:自分たちでつくっているものを好きになれるって、いいですね!
そうしたらだんだんこだわりも出てきて、もっと良くしたいって思うんでしょうね。

菱田:うん、そうですね。
最近はメルマガを書く仕事もしているんですけど、人に意見をもらったとき、
それを取り入れるかどうか自分で考えるようになりました。最初はなにか
指摘されたら全部取り入れなきゃ、周りの人の方が経験豊富だしって思って
いたんですけど、メルマガのことを一番考えているのは私だし、たくさん考えて
一番いいと思って書いているんだし… もちろん周りの皆さんに意見をもらって
なるほどと思うこともたくさんあるんですけど、書くのは私の仕事だから、最後は
自分で判断しています。メルマガを読んでオフィシャルパートナーになって
くださった方もいるんですよ。

さとこ:自分で判断できるって、かっこいい!
なにか仕事をする上でのアドバイスをお願いします! 

菱田:そうだなー… 「なんでも自分事だと思えばいい」、かな。
「これお願い」って言われて、忙しいときには「ええー」ってなることがあると
思うんですよ、入りたての頃は特に余裕を持てないし。でも自分主体で処理
すれば自分のためになるから、まずは自分のことと思ってやってみるといい
ですよ。辛かったこともいま思い返すと、ああ自分のためになったなってこと
ばっかりなんです。
たとえばルクレでは毎年新卒社員が創立記念イベントの幹事をするんです
けど、1年目で全社を巻き込んでやって、いい経験だったと思います。私の
ときはスカイツリーでパーティーをして、マカロンタワーをつくったんですよ。
最初はわくわくして「なにしよう!」って思って、途中から現実が見えてきて
「どうしよう終わらない!」って焦って、でも結果、終わってみれば「よかった
ね」という感じなんです。達成感があって、いい思い出です。

さとこ:学園祭の出し物やサークルでのイベントと一緒ですね!確かに
毎回得るものがありました。段取りの仕方とか、人に動いてもらう方法とか…
年が近いせいかお人柄のせいか、菱田さんがおっしゃると「そうなんだろうな、
私も頑張ろう」と思えます。菱田さん、今日はありがとうございます!