「関係づくり」こそ営業の仕事

【本日の社員データ】
竹岡さん(入社7年目)中途入社、40代後半。
コーポレートビジネス部 部長
営業ひとすじ○○年!の超ベテランであります。
朝会議個人発表テーマ:コーポレートビジネス部の歩み

植松:本日は、たまにやってくるコレ!部長さんにインタビューです。
えー人事ブログというものをやってましてですね・・・

竹岡:知ってるよ(笑)で、どんな話が聞きたい?

植松:わぁこれは営業さんのノリですね~。じゃあ聞いちゃいますが(笑)、
竹岡さんはどんなお仕事をされているんでしょうか?

竹岡:いきなりマジメか!ま、そりゃそうか。え~とね。
コーポレートビジネス部は営業活動をメインとしている部署。
ArobaViewという自社製品の拡販、それからケータイキャリア、
メーカーとの協業など、対法人のビジネスを展開しているんだ。
私は部長として主には人を束ねる仕事、それから今後を考える
仕事をしている。既存のものだけでなく、新しいビジネスの方向性を
考えたりもするね。

植松:今でもいろいろとやっているのに、更に新しいものを!
・・・それはコッソリ教えてもらえたりしますか?

竹岡:ブログで書いてもらうのは今はまだ困るな~(笑)
基本は、どうやって製品を広めていくかが営業の使命。
今後のマーケットの予想をもとに、他よりも先に先にリーチをかけて
いくんだよ。少しヒントを言うと、アナログからデジタルへの切り替え
だったり、Androidだったり。先週インタビューしていた武井も言ってた
と思うけど、まさに今考えているところなんだ。

植松:ひゃ~コンフィデンシャルってやつですね!なんだかワクワクします。
話は変わりますが、部長という立場で人を束ねる仕事という面では、
竹岡さんが大事にしていることを挙げるとするとどんなことですか?

竹岡:そうだね、最近は中堅メンバーがマネージャーとしてチームを
もって良くやってくれているから、それぞれに任せていることが多いな。
ただし、方向性が一緒かどうかという点は大事にしている。それと、
まだまだ成長途中の、最近入ったメンバーには直接私から考え方の
基本を伝えたりするね。

植松:例えばどんなことですか?

竹岡:まず「自分だけ得をしようとしたらだめ」ということ。お互いが良い結果と
ならないとそれはビジネスではないからね。
それから「単なる御用聞きにはならない」ということ。
例えばお客さんから値引きの交渉や提案を受けたときに、そのままただ
持ち帰ってきてしまっては、営業がいる意味がない。今自分がやっている
ことが、どのような展開になるか、どうしたら次に繋がるかということを
自分の頭で考えてほしい、という話はよくするね。

植松: なるほど~。

竹岡:営業は、エンジニアのように自分の手で製品を作り出すことは
できない。その代り、人間関係を作っているんだ。
さっき話した新しい企画もそうだけど、普段からよく相談しあえるような
仲があるからこそ、ビジネスは生まれてくるんだ。
時には失敗してしまって、お客様から叱られることもある。だけど、
それを乗り越えて作り上げてきた関係ほど、不思議と強いんだ。
まぁお互い本音を言い合っているわけだからね。そうやって、
どんどんハードルを飛び越えて成長していってほしいと思っているよ。

植松:失敗を恐れずに、ですね!
竹岡さん、本日はお時間ありがとうございましたー!

 

 

「自由」というのは正直怖い

 

【本日の社員データ】
栗城さん(入社1年目)中途入社、40代後半。
開発技術部 ゼネラルマネージャー
キャリアのスタートはCADシステムの開発。エンジニア歴24年の大ベテラン!
朝会議個人発表テーマ:情報共有、スケジューリング、組織とは

植松:本日は開発技術部の栗城さんにお話を伺います。よろしくお願いします!

栗城:こうやってインタビューしてるんだねーなるほどねぇ。

植松:はい、そうなんです。栗城さん、初めての社長との夜会(よるかい)はどうでしたか?

栗城:そうだね、普段あまり飲まないし、営業ではないから接待もないからね、
会場選びはすごく考えたんだよ。

植松:夜会は朝会議の個人発表者がホストとして、社長と1対1のお食事を
コーディネートするんですよね。どんなお店を選んだんですか?

栗城:社名の由来にかけたんだ。ルクレって、肥沃な三日月地帯(Fertile Crescent)
の略でしょ。だから、そのあたりの、地中海の料理が食べられるお店
にしようと思って。そういうエピソードがあると、話も弾むし、根拠もあるし、
解はこれしかない!ってね(笑)
1年半に1回、社長と1対1でじっくり話せるチャンスだから、どうやったら
喜んでもらえるか、考えること自体が大切なプロセスなんだろうなと感じたよ。 

植松:朝会、夜会をきっかけに、「よしまたがんばろう!」って思えますもんね。
こういう制度もそうかもしれないですが、これまでいらっしゃった会社さんと、
ルクレとでは、どんなところが違いますか?

栗城:「会社」という形が全然違うかな。それまでいた会社は、上場企業で、
何をするにも書類が必要で、決まった段階を踏まないと進めなかったり、
自分の出来る範囲がきっちり区切られていたり、ということが当たり前だった。
だけど、ルクレは基本が「自由」なんだよね。この「自由」というのが、
正直怖いとすら思っていることでもあるんだ。

植松:え、そうなんですか?ずっとこの会社にいる身としてはそのあたり、
良くわからないのですがどういうことでしょう?

栗城:うん、例えば、枠があったとしたら、ここまでやったらOK、その線に
対して今はこのあたりにいる、という自分の位置が直感的にわかるもの
なんだ。だけど、ルクレでは、そういう決まった枠がない。意識していない
とすぐ自分の位置が分からなくなりそうな、そんな危機意識が常にあるね。

植松:栗城さんの意識している「自分の位置」って具体的には何ですか?

栗城:社長はとても理想が高い人で、ビジネスや会社の在り方についての
考えが本当にユニーク。そういうところに惹かれて入社したみんなが
働いている会社なんだよね。ルールを作らないことがルール、とか、
裁量は個々に任せること、下からの意見で物事が決まったり、、そういう
社風を続けていくための組織を僕なりにどう作っていくか、それが
今の自分の役割、自分のいる位置だと思っているよ。

植松:なるほど。ところで、今年は新卒採用の面接官もお願いしましたが、
栗城さんがいいな、と思うエンジニア像を挙げるとすると、どんなことがありますか?

栗城:プログラムはね、嘘をつかないんだよ。自分で書いたらその通りに
動くし、間違っていたらエラーが出る。その結果を真摯に受け止めて、
粛々と対応していく「素直さ」がプロのエンジニアには求められるかな。
もちろん、モノ作りに対しての情熱も必要だけれど、それだけだと趣味止まり
になってしまう。情熱があることに加えて、正直に、飾らない自分のまま、
プログラムと向き合えるかどうかが学生には大切だと考えているよ。

植松:プログラムは嘘をつかない、名言ですね!栗城さん今日はありがとう
ございました!