ずっとモノを作り続けていたい。それができる場を維持していく。

 

【本日の社員データ】
渋川さん(入社6年目)中途入社、30代後半。
オンラインビジネスユニット 開発チーム エンジニアリングディレクター
大学では人工知能を専攻。エンジニア歴四半世紀の超!論理思考の持ち主。
朝会議個人発表テーマ:「自分の葬式でどう紹介されたいか」について考えてみよう

植松:本日はオンラインビジネス部の開発チームリーダーを務める
渋川さんにお話を伺います。よろしくお願いしまーす!

渋川:よろしく。

植松:朝会議の個人発表では、「自分の葬式でどう紹介されたいか」
というセンセーショナルな切り口から入られていましたが。

渋川:そうだね、演出はそう思われたかもしれないけれど、
私が伝えたかったのは、「学び続けていこうよ」ということ。
日々はなんとなく過ごせるけれどそれだと何も嬉しくないでしょう。
「こういう私になりたい」っていう長期的なビジョンを持つと日々が
面白くなる。やりがいも出てくる。そのためにちょっと考えてみよう、
何か考えるときにはこうするといいよ、というヒント、作り方を提案
したんだよね。

植松:考え方の提案・・・ですか(・・;)

渋川:そう。何か課題に対して、具体的に考えて、いろんな
サンプルを集めて分類して整理する。こうすると見えてくるんだよ、
ということ。
例えば、単に「将来どういう私になりたいか」って考えてもピンと
こないから、具体的なシチュエーションを考えてみる。
「自分の葬式で、自分は誰にどうやって紹介されたいか」を考えて
いくとポイントが何か、見えるんだよ、ということね。

植松:なるほど~。渋川さんは、職人として「(何かを)受け渡して
くれた人として紹介されたい」という答を出されていましたよね。
普段から「エンジニアは職人」と表現されていますが、どういう
意味があるんでしょうか?

渋川:私が「職人」と表現をしているのは、エンジニアって、
大多数の人が共感できないほど、強いこだわりを持っているから。
逆にそれがないと良いモノは作れないんだけどね。
そういう、自分が持っている特性を理解している、ということが
職人たるところかな。

植松:自分自身はどんな職人だと思われていますか?

渋川:一番の根底はモノを作っていることが好きで、本当は
ずっとそうしていたい。なんだけど、そればかりやっていても
生活はできないということは分かってる。 でも作っていたい。
私は、企画する人の「こんなふうにしたい」というフワっとした
話を整理したり、ごちゃごちゃ込み入ったところを簡潔にまとめたり、
全体を理解して設計することが得意。だから作ることの大枠を
作っている、そんな職人だね。

植松:社内外問わず、渋川さんの設計はすごい、と言う人は
多いですもんね。

渋川:あら、ありがとう。以前は、チームの全員で何か
ひとつのことに取り組む、自分はその全体をまとめる、
という仕事だった。だけど、最近は、メンバーがそれぞれ立ち
始めてきているので、小さいものも含め、いろんな案件を彼らに
任せているんだ。自分で作ることはもちろんできるけれど、
自分が手を動かすのではなくて、メンバーそれぞれへのアドバイスや、
最初の立ち上げの手伝いだけをして、あとは任せるということが多くなったね。

植松:なるほど。どんどん弟子が育ってきているわけですね~。
これも大きな意味でのモノ作りですね。

渋川:そうね、やっぱりずっとモノを作っていたいね。作ることを
続けるように、どうすればいいかということを考えるのが私の役目。
チームの人数が増えていくこともあるだろうし、減るかもしれない。
世の中が変わって、今チームがメインで力を注いでいるWEB
サービスの在り方も変わる可能性があるだろうし、むしろ変わったほうが
良いとさえ私は思っている。
取り巻く状況は変化するけれど、モノを作り続けるという場を維持したいし、
それが私の役目なんだ、って。そのためには、全速力で走り続け
なければいけないとは思っているよ。

植松:静かに燃えていらっしゃったんですね・・・!来年の4月、
エンジニアのタマゴが来たらご指導よろしくお願いします!
今日はありがとうございました~。

「こういう機能が欲しい」っていう声が聞こえてくる

【本日の社員データ】
金本さん(入社6年目)中途入社、30代後半。
オンラインビジネスユニット 開発チーム エンジニア
1年に1台の勢いでカメラを買ってる写真好き!
朝会議個人発表テーマ:デジブックの現状とこれから

植松:本日は金本さんにお話を伺います。
今日、さっきカフェで集まってたのはランチミーティングですか?

金本:ミーティングと言うほどではないんだけど、開発チームで集まって、
お昼ゴハン食べながら新しい技術の話をしたり、雑談したりしてるんだ。

植松:へぇ!Windows8がゴハンのお供、的な感じですか?すごいなぁ。
金本さんは、いまどんなお仕事をされてるんですか?

金本:僕は、「みんなのデジブック広場」の開発をやっています。
新しい機能を作ったり、ユーザーから上がってきた不具合を修正したり。

植松:ほうほう。新しい機能というと、最近だとアレですね、他の人が作った
デジブックを自分が保管できるっていう。

金本:そう、本棚保管機能ね。あれは、企画営業チームと一緒に考える
ところから携わってるんだ。デジブックって、ユーザーとの距離が本当に
近いWEBサービス。だから、「こういう機能が欲しい」っていう声も
どんどん聞こえてくるし、逆に「こんなことで困ってる」っていうメッセージも
ひしひし伝わってくるんだよね。

植松:“ユーザーとの距離が近い”っていうのは、携わっている人みんな
口を揃えて言いますね。

金本:うん、でもそれは本当だよ。例えば、不具合を一つ修正すると、
すぐに「ありがとう!」って言われるんだ。いやいや、そんな大したこと
やってないし、そんなに言ってもらうと逆にこっちが恥ずかしいってなる
くらい(笑)これはやっててよかった、と思う瞬間かな。やりがいも大きい
反面、責任もすごく感じるよ。

植松:責任というと、どんなところがですか?

金本:デジブックって、ユーザーの大切な写真をサーバーで預かる
サービスなんだよね。いま、ユーザーは35万人。画像データも日々増えていく。
例えば何か新しい機能を追加するとき一つとっても、何度もローカルの
環境でテストして、問題が起こらないように準備するんだ。

植松:たしかに、データが無くなったりしたら取り返しがつかないですもんね。
他に大変だと思う事はありますか?

金本:う~ん、大変ねぇ・・・僕は壁にぶち当たることが多いことかなぁ。
デジブックは、ユーザーの使い勝手を第一に考えて作っているんだけど、
それは技術的にはかなり込み入ったことをしているから実現しているんだ。
自分が「こうしたい」と思い描いていることがうまくいかないってことはあるね。
その分、「できた!」という時は楽しいし、それにプラスして自分が手掛けた
ものをユーザーが使ってくれて、その反応が分かる、っていうのが
嬉しくて、それがまた新しいモノを作る動機になって、 、っていう
サイクルがあるかな。

植松:作り手だからこそ味わえる喜びですね。

金本:うん。僕は、デジブックはまだ、ブレイクしてないと思ってます。
もちろん、今も一部のユーザーは熱中してくれているけど、もっともっと
サービスを盛り上げていきたい。デジブックのユーザーって、実はシニアが
多いんだけど、もっともっとアクティブなシニアはいるはずだから、
その人たちみんながみんなハマってしまう、そんな濃いサービスに
していきたいね。

植松:デジタルシニアが熱くなるサービス!これからも楽しみですね。
今日はありがとうございましたー。