すべては興味を持つことから始まる

【本日の社員データ】
香椎さん(入社1年目)中途入社、30代後半
オンラインビジネス部 企画営業
人生経験豊富!でも休日は愛娘と出かけるお父さん
朝会議個人発表テーマ:「香椎としての理念」

さとこ:今日は香椎さんにお話をうかがいます!
朝会議の資料には「お客様の歓びが香椎にとっての働く喜び!」とありましたが、
具体的なお仕事の話はよくわかりませんでした…  

香椎:いろいろやってるんだけど、たとえばアンドロイダー関係で、
企業とアプリ開発者の仲立ちをしたりとか。開発者とサービスについて話し合って、
それを企画書にまとめて企業に提出する感じ。企業ごとにポイントがあるから、
こっちはそれに合わせるようにする。

さとこ:企業ごとにポイント…?イメージしづらいんですが、たとえばどういうことですか?

香椎:企業ごとにユーザーがいて、こういうユーザーが多いとか、
ユーザーにこういうことをしてあげたいとかって思いがあるんだよ。その思い
をくすぐりたいわけ。たとえばさとこさんがさ、普段お世話になってるから植松
さんにご飯をご馳走したいって思ったとするじゃん。植松さんがデザートブッフェ
に行きたいと思ってるとしたらドンピシャでそれを提案できるといいよね。
でも変に背伸びしてしゃぶしゃぶとかに連れて行っても植松さんには響かない。
そういうときに、僕が「植松さんケーキ食べたいって言ってたよー」とかって
情報を持ってたらそれだけでうまくいくじゃん?だから普段から情報収集を
して企業の求めているポイントを探るし、企画営業っていうのは自己満
じゃなくて、買ってくれる人、提供してくれる人の欲しいものを常に
考えるのが大事
なんだよ

さとこ:なるほどわかりやすい!さすがベテランの営業さん!
でもそのポイントっていうのは、実際わかるものなんですか? 

香椎:まぁ努力は必要だよね。
相手もこっちに魅力がなきゃ集まってこないから、普段から新聞・テレビ・
ネット・人との会話なんかで情報を集めて、それが正しい情報なのか調べて…
でもまずは興味を持つことだよ。なにかにつけ興味を持つこと、いかにして
興味を持つか、これが仕事。
ここから仕事がはじまるんだよ。

さとこ:興味を持つこと、ですか?

香椎:話が逸れるかもしれないんだけど、僕はバイト漬けの学生生活を
送ってたんだよね。アイスクリーム屋でジェラートの製造をしてたんだけど、
店にはバイトだけで社員のいない日も結構あったから、だんだんアイスの
盛り付けやレジもするようになって、店長代理で他のバイトのシフトを決めたり
給与の計算をして本社に報告しに行ったり…
本社に行ったら可愛がられてまたいろんなことを教えてもらえるし、あちこち
連れて行ってもらったりしてメシには困らなかったね(笑)興味を持って
「やります」と言ったからいろいろ覚えられて、人脈も広がった。

さとこ:すごい…!

香椎:いやいやなんもすごくないけどさ(笑)
バイトでもなんでも、できないとは言わずにチャレンジするのは大事だね。
失敗を恐れていたらなにも進まないし、上司や先輩は頼る相手、相談する
相手だと思っていいよ。報告・連絡・相談は必要だけど、上司が高いお給料を
もらったり役職に就いたりしてるってことは、それだけ責任があるってことだから。

さとこ:報告・連絡・相談、肝に銘じます!
失敗を恐れるな、っていうのはおっしゃる方多いですね。 

香椎:うん。いろいろチャレンジしているうちに成長するし人脈も広がるし、
それは次の仕事にもミスの挽回にも情報収集にも役立つし…
仕事してたら不平不満も出てくるだろうけど、3社勤めてみて、ルクレはほんとに
いい会社だと思うよ。本当に社員を家族みたいに思ってくれるし、福利厚生も
充実してるし… だから興味を持ってなんでもやってみて、悩みは上司に相談
して、会社を出たら忘れちゃえばいいよ(笑)

さとこ:香椎さんの言葉はエネルギーに溢れてますね…
話が上手でインタビューも楽しくって、質問する暇もないくらいでした。
今日はありがとうございます!

仕組みが気になる、作りたい

【本日の社員データ】
折原さん(入社1年目)新卒入社、20代前半
オンラインビジネス部 開発
高専出身のプログラマ、だけどお菓子作りも得意
朝会議個人発表テーマ:「僕の嫌いなこと」

さとこ:今日は入社1年目の折原さんにお話をうかがいます。
朝会議の資料を拝見したんですが、とっても印象的でした。
テーマは「僕の嫌いなこと」で、「基礎」と「感性を求められること」と
「人と同じことをすること」が嫌いだって… 一体どういうことですか?

折原:「基礎」は、何度も何度も反復するのがいやなんです。
もちろん人並みには勉強しますが、もっと応用的なことをしたくなってしまって。
「感性を求められること」は、むかし美術の授業ですっごいダメだしされて
嫌いになりました。自分で描くのはいいんですけど、描いてと言われて描いたら
色合いがなってないとか線が綺麗じゃないとか散々で(笑)
「人と同じこと」については、経験的に、なんとなく冷めちゃうんですよね。
みんながドラマを見ているときもライトノベルを読んでいましたし、その
ライトノベルも流行ったらいやになってしまって、買ったのに結局読まなかった
本もあります。

さとこ:えええ…… 不思議です。
だって、折原さんは中学のときからプログラミングに興味があったって
聞いていますよ?それこそ地道で基礎的な勉強や、モノをつくるための
感性が必要な分野じゃないですか。 

折原:確かに、嫌いなものを完璧に避けているわけではないです。
たとえばあるゲームの大会で優勝したことがあって、そのときは流行りに
乗りました。流行りのゲームだけど自分なりのアクセントを加える余地があって、
楽しかったです。プログラミングも、基礎の勉強が長かったり美しいプログラムを
書けと感性を求められたりするところはありますが、論理的で、絶対的な
感じのするところは好きです。すっきりしているというか… 嫌いなことの裏返し
で「応用」「合理性」「新しいこと」は好きなんですよね。
でもまぁプログラミングはあくまでツールだと思ってもいますが。

さとこ:ツール、ですか?

折原:プログラミングは「どういうものをつくるか」と「できたもの」、
つまり「企画」と「完成品」を繋ぐ単なるツールだと思っています。それで僕の
興味は、プログラミング自体よりも企画や完成品にあるんですよね。一番好き
なのは、仕組みを考えることなんです。

さとこ:仕組みを考える…

折原:たとえばゲームをしていると、そのゲームのプログラムや計算式が透けて
見えることがあるんです。そのプログラムや計算式が僕の言う「仕組み」で、
法律みたいな社会の仕組みとも本質的には同じだと思っています。
つまり仕組みっていうのは「あるものを決まったように動かすもの」で、絶対に
これはこう動く、っていうのが好きなんですよね。絶対的で、ブレないもの。
そしてプログラミングは思い描いた仕組みを一番実現しやすい分野だと
思っています。社会の仕組みを変えようと思ったら国会に行ったりなんだり
大変じゃないですか。でもゲームの仕組みだとかが見えてくると、ああそういう
ふうに考えるんだ、おもしろいなぁと思って、変えることもできて。

さとこ:なるほど、おもしろそう!
ゲームをしていてそういうふうに仕組が見えてくるのは羨ましいです。
いろんな勉強や経験の賜物ですね。 

折原:普通に楽しむ方がいい気もしますけどね(笑)
ゲームをしていたら気になるところがあって、自分で手を加えて変えてみた
こともあるんです。ゲーム以外でも、なにか見て、なにか思うことがあったら
新しい方法で変えられないかなって考えますね。
今している仕事はみんなのデジブック広場のお手伝いで、言ってしまえば既に
決められたものに合わせてモノをつくる仕事ですが、一番気になるのは何を
つくるか、どうやってつくるかっていう仕組みのところです。仕組みをつくるの
にも気にしなければいけないことがいろいろあるし、プログラミングの方法も
一通りじゃないからケースバイケースで対応できるように今は勉強しなきゃ
と思っています。それでゆくゆくは仕組みの方をつくっていきたいですね。