部のお父さんからお母さんへ

【本日の社員データ】
武井さん(入社7年目)中途入社、40代前半
EXMK部 部長
小型船舶の免許も所持!新しいことに挑戦し続けるEXMK部 部長
朝会議個人発表テーマ:「サバイバルのススメ」

さとこ:今日はEXMK部の部長、武井さんにお話をうかがいます!
武井さんは営業のお仕事をしていらっしゃるんですよね。部長の苦労とか
営業としてうまく人と話す方法とか、お聞きしたいことがいっぱいあります! 

武井:いやいや、そんな大したものはないですよ(笑)
まず営業イコール喋らなきゃ、っていう概念は捨てた方がいいです。私も
滑舌悪いし人と話すのは苦手な方なんですけど、自分だけ話していても
仕方ないですし… 逆にもし自分が滑舌も良くてペラペラ喋る人間だったら
信頼されなかっただろうとも思います。自分が話すことよりも、話しやすい
雰囲気をつくる方が大事ですね。

さとこ:聞き上手ってやつですね!

武井:そうそう。相手の表情を見るのには気を付けています。あの話をして
いるときはつまらなさそうだったけどこの話をしているときは楽しそうだから
この話をもっと掘り下げようとか、なにかあったら褒めて相手を持ち上げるとか、
疑問を持ち続けるとか…
「おお、すごいですね!」「どうやったんですか?」「そうでなかったらどう
なってたんですか?」って感じで、いかに相手に気持ちよく受け取ってもらえる
かを考えています。相手が取引先であれ新卒であれ、その人を尊重すべき
だと思っているので。

さとこ:相手を尊重するって、営業のときも社内にいるときも大切ですよね。
でも武井さんがおっしゃると重みがあります。EXMK部はどんな雰囲気なんですか? 

武井:うーん… アホが多いですかね(笑)毎日楽しいですよ。
みんな楽しく仕事しようと意識していますし、朝起きて仕事に行きたいなと
思えるような環境にしたいと思っています。楽しきゃいいってもんでもないし
そのへんはバランスですけど… 大変だったことの方が後で話題になりますし、
仕事が忙しくても「これを乗り越えればなにかあるな」って思っている節は
ありますね。うちの部は比較的老若男女が揃っているから、そういう面でも
バランスがとれている気がします。

さとこ:いろんな方がいてうまく回っているのは、武井部長はじめ皆さんの
努力とお人柄あってこそですよね。なにか部長として気を付けていること
ってあります?

武井:最近はあんまりプリプリ怒らないようにしていますね(笑)
前は自分も叱られる機会があって、怒っても抑えてくれる人がいたんですけど、
もう部内には上がいないから… これは持論なんですけど、組織にはお父さん
とお母さんがいないとダメだと思ってるんですよ。そして、できればお母さんが
親分でお父さんが次って方がうまくいくんですよね。お父さんが怒って誰も
抑えられなかったら大変じゃないですか。でも誰か怒る人がいないと場が
締まらないし、厳しさも必要だと思うんです。それでかつてはお父さんになろうと
あえて怒ったりもしていたんですけど、今はお母さんになろうとしています。

さとこ:あえて厳しくするなんて、嫌われ役を引き受けるみたいで大変そう… 
私は人に好かれようとばかり考えていました。組織全体のことを考えて
振る舞うなんてさすがです。 

武井:でも組織を一番いいものにしていかなければならないですからね。
それは新卒のメンバーであっても考えるべきことだと思っています。
自分が大切にしているのは、やっぱり相手を尊重することですかね。他の
メンバーがいなかったら自分は役に立たないんだってことを忘れずに
いなければと思っています。自分はエンジニアにもデザイナーにもなれないし、
彼らがいるから営業できるんだって。

あとは若いメンバーにももっと成功体験をさせてあげたいですね。新卒一年目の
市川くんにも言ってるんですよ、やりたいことがあったらやっていいよって。
もちろん理由は必要ですけど、どんどん挑戦してほしいです。失敗して大いに
へこむのが一番勉強になるし、まわりは意外と気にしないものですし…
これから入社してくる方に伝えたいのも、「失敗を恐れずにどんどん挑戦して
いってほしい」ってことですね。迷惑かけあって、助け合って生きていけば
いいんですから。だから自分のしたいことにはどんどん挑戦して、
仕事を楽しんでほしいです。

さとこ:私も励まされます。「失敗してもいい」っておっしゃる方がたくさんいらして、
ルクレの雰囲気に背中を押してもらうような気分です。やっぱり怖いしあれこれ
心配して動けないんですが、迷惑かける分お役にたてるよう頑張りますね。
武井さん、今日はありがとうございました!

ルクレの目的に向けて人を束ねる

【本日の社員データ】
栗城さん(入社2年目)中途入社、40代後半
コアプロダクト部 部長
コアプロダクト部のトップ。休日は娘と遊ぶお父さん。
朝会議個人発表テーマ:「自分にとっての”tennis ball” ”circle” “30,000”」

さとこ:最近はコアプロダクト部の方が続いていますが、
今日はその部長!栗城さんにお話をうかがいます。どんな方だろうと想像
しながら、この一週間ドキドキしていました。

栗城:ああそうですか(笑)
いや別に普通ですよ。昔は音楽を本格的にやってたんですけど、その後は
趣味も広く浅く… 嫁と娘が二人いて、小学5年生と2年生なんですけど、
あと2年もしたらお父さんキモいとか言い出すのかなぁって思って、最近調べ
ました(笑)今のところ仲が良くて、休日は娘たちとレゴをしたりしていますね。

さとこ:仲良し家族ですね!そういうお話を聞くと和みます。
職場では部長でいらっしゃいますが、マネジメントする立場からすると、
コアプロダクト部ってどんなふうに見えるんですか?

栗城:おもしろいですよ!とにかくおもしろいです。
僕は長いことエンジニアの仕事をしていたんですけど、プログラムを書くより
面白いかもしれない。プログラムは書いたらその通りに動きますけど、人は
違うじゃないですか。思っていたのと違って、でも話を聞くとなるほどそういう
捉え方があったのかって思うし、飽きないですね。

さとこ:いろんな方がいらっしゃいますもんね。
だからこそ大変なこともあると思うんですが、栗城さんが大事にしていらっしゃる
ことってなにかありますか? 

栗城:ルクレにはルクレの理想があって、実現のためのロジックもちゃんと
あるんだけど、現場はロジックだけでは回らないじゃないですか。その穴を
埋めるのが僕の役割だと思っています。部長として、って言うと、やっぱり
責任ですかね。責任は取る。誰だってそうでないと一人立ちできないと思う
んですけど、取り方のベクトルがズレてしまうことがあるんですよね。部の
方針やビジネスの方向性、プライオリティ、自分の立ち位置を見誤っている人が
いたらそのズレを調整するようにしています。

さとこ:というと、たとえば?

栗城:たとえば… もっとみんな、ビジネスを回すことを考えて、
自分にできることはなんでもする姿勢でいたらいいと思うんです。外部の人に
製品のことを伝えるとかね。自分たちが一生懸命考えて作った製品なんだし、
自分たちがおもしろいと思ったものを作ってビジネスをするのはルクレが大切に
していることだし。カスタマーサポートとか開発とかそれぞれのミッションには
みんな責任を持って取り組んでいるんですけど、最終的には製品を売っていく
ためのミッションであること、そこに向かっていくベクトルを見失わずにいて
ほしいです。

さとこ:実際に仕事をして、あれこれに追われていたら私も頭がいっぱいに
なってしまいそうです… 目的を見失わないって大事ですよね。
他になにか学生に伝えたいことってありますか?

栗城:そうだなぁ、ルクレは、自分のやりたいことがあって「やりたいんです」
「こういう人に私はなりたいんです」っていう人に向いた会社だと思います。
逆に既にある仕事を見て「やらせてください」「勉強させてください」っていう
人は他の会社の方がいいかな。ルクレには自分の意思が伝わる感じがある
と思うんですよ。だから個人としてのアイデンティティを発揮したい人はその
気持ちを生かせるだろうし、そういう人を僕らも求めています。

さとこ:個人としてのアイデンティティを発揮したい人を、ですか?

栗城:うん。僕らは「なにしたい?」「どうしたい?」って聞きますし、
やると決めたことには責任を持ってね、と思ってます。それをするためのサポート
はしますから。

さとこ:それ、ルクレらしさの端的な表現に思えます。
インターンをはじめてまだ4ヶ月ですが、皆さん私の意見を自然に聞いて、
尊重してくださるんですよね。この記事も添削してもらうんですが、その添削に
対しても意見を言えるし…
栗城さんのお話を聞いていたら、いろんな立場の方がそれぞれ本当に考えて
ルクレをつくっているんだなぁとしみじみしました。今日はありがとうございます!