どうせやるなら楽しくやろう!

頼れるルクレの屋台骨【本日の社員データ】
堀口さん(入社9年目)中途入社、30代前半。
総務部 法務、ITソフトウェア管理、経理など
社内中から頼られるオールラウンダー、困ったときの堀口さん。
朝会議テーマ:ERPシステム導入について私がおもういくつかのこと

さとこ:本日は総務部の堀口さんにお話をうかがいます!
堀口さんは私にとって社内でもっとも身近で、毎日お世話になっている方
ですが、いろいろ見ているぶん分からないこともたくさんあるんですよ。

堀口:へーそうなの?たとえば?

さとこ:たとえば、朝会では、自分は「無用の存在」だけど「ゴールを目指したい」
というお話をされていましたよね。どちらもわかるような、わからないような・・・ 

堀口:「無用の存在」というのはねー、まぁプレゼン用にセンセーショナルな
言葉を選んだ節はあるけど、総務部みたいな間接部門、直接売上をあげる
わけではない部門は、会社にとってコストでもあるっていうことだね。もちろん
今総務がしている仕事が無駄だっていう意味じゃないけど、自分が会社に
いることのコストを考えた方がいいと思うんだよ。

さとこ:自分がいることのコスト、ですか・・・?

堀口:うん。いくら売上をあげたってさ、それよりもコストが大きかったら意味
ないわけじゃん。ここで言うコストっていうのはたとえば人件費ね。自分が
働いているのって、会社にとってはある意味ではコストなんだよ。総務は
売上をあげているわけじゃないから余計にそう感じるんだと思うけど・・・
コストはなるべく少ない方がよくて、自分はコストでもある。コストをコストだと
理解しようよ、ってことが言いたかった。「無用の存在」っていうのはそういうこと。

さとこ:かなり強烈な表現ですよね。
それでも「ゴールを目指したい」と思っていらっしゃるのはどうしてですか? 

堀口:えーと、それはなんとなく共感できない?
あらためて「どうして?」って聞かれると、なんて言ったらいいんだろう・・・
そうだなー 「どうせやるならなるべくよくなった方がいい」からかな。自分に
できること・やらなきゃいけないことをやらない、というのは生理に合わない
んだよね。仕事をすることで誰かに喜んでほしいとか給料をもらわないと生活
できないとかいろんな価値観があると思うんだけど、でも少しでも前に進む、
というのが間違っていることはあまりないと思う。

さとこ:???「少しでも前に進む」?

堀口:たとえば成長するとか、売上をあげるとか、コストを下げるとかね。
自分の場合は、さっきも言ったとおり売上をあげることができないから、コストを
下げることが「前に進む」ことだと思ってる。正確さを保ちながら効率をあげて、
他の部署の負荷を下げるのが自分のミッションだね。「無用の存在」と言っても、
そのことには矜持を持っているし、責任感や意地もある。少しでもよくなり
たいし、よくしたいんだよ。

さとこ:なるほど・・・

堀口:成長したいのがなんでかって言われるともうなんて言ったらいいか
わかんないけど、その方がおもしろいし楽しいじゃん。俺は趣味でサーフィンを
やるんだけど、前よりもいい波を見つけられるようになったりさ、そういうのと
一緒で。新しいことをやってみて、できるようになったら嬉しい。新しい知識を
得て「へぇー ふぅーん」って思うのが原動力かなぁ。俺は捻くれものだし
身勝手だから、人に感謝されたりするのよりも原動力になっているかも
しれない(笑)なにかがうまくいって、周りの人がちょっとずつよくなっていくのは
いいなって思うし、なにがみんなにとって一番いいのかとは考えるけどね。

さとこ:なんだかんだ言いつつ、みんなのことを考えていらっしゃいますよね。
本当になんでもできるオールラウンダーですし・・・ 

堀口:やってみて、ちょっとでもよくなったらいいし、ちょっとずつ前に進んだ
方がきっとみんな幸せだからね。それに、その方が自分も楽だったりするよ、
精神的に。仕事ってやらなきゃ生きていけない側面もあるけど、たとえ1億円
あったってなにかしらすると思う。生きていたらなにかするし、仕事しない
わけにはいかないから、「あーやんなきゃなー」とか言ったりするけど、結論
としてはやった方が実は楽。で、どうせやるなら楽しくやろう!と思ってる。

さとこ:前向きですねぇ。堀口さん、今日はありがとうございました!

会社の成長は自分のことみたいに嬉しい

【本日の社員データ】
和田さん(入社11年目)中途入社、30代後半
総務部所属
自称「自分反省型」、ルクレ全体を見渡す経理担当です
朝会議個人発表テーマ:「経年変化」

さとこ:今日は和田さんにお話をうかがいます!
和田さんは総務部で経理のお仕事をしていらっしゃるんですよね。
無知で恥ずかしいんですが経理って、つまりなにをしていらっしゃるんですか?

和田:お母さんが家計簿をつけるみたいに、
給与とか売上とか請求書とか、会社のいろんなお金を管理しているよ。
大きな金額も扱うし、鏡を買うとか細かな出費もある。
基本は各部署からお金にまつわる報告を受けて、それを会計ソフトに
打ち込んで管理して、そこから書類をつくって部長や社長に報告したり、
税務署に提出したりする感じかな。数字を見ていろいろ分析もするよ。

さとこ:分析って、たとえば?

和田:四半期ごとに、どの部署でいくらの利益があって、
前期と比べると上がったのか下がったのか、上がっているけど人も増えて
いるから結局儲かる方向だったのかどうか…とか。
それが経営判断の材料になるの。
数字は一目瞭然だけど、言い方によっては歪むからね。
「100万のマイナスがあったけど、このままで大丈夫」と
「100万のマイナスがあってどうにかしなきゃいけない」じゃ全然違うじゃない?

さとこ:確かに全然違います。
企業だと100万なんて金額が簡単に動いてしまうんですね。
なんだか怖いなぁ… 責任重大じゃないですか。 

和田:そうなんだよねぇ。
詳しくは話せないんだけど、最近とあることで経理としての力不足を猛省してる。
随分前からなんとなく予想はできていたのに、
全体的な動向の理由をちゃんと分析できなかったことがあって…
本当ならきちんと分析して、早い段階で警告を発するべきだったんだよね。
みんなが「これはいいよね!」って思ってした仕事の結果を見て、
それが会社の利益にもなるように調整したい、社内の雰囲気とお金の
結果を一致させるサポートがしたいんだけど、なかなかね。

さとこ:そういうサポートがあったら、
みんな仕事に集中できて大助かりですよね。
でも数字の管理といい分析といい、なんとなく経理って難しそうなイメージです。
お仕事は大変ですか? 

和田:情報はぼやっとしてると入ってこないから、それが大変かなぁ。
たとえばある売り上げは、どのくらい苦労してあげたものなのか。
たなぼた的なものだったのか、営業さんの努力と工夫の成果なのか、
それとも開発の人の技術がすごかったのか…
ルクレはいろんなビジネスをしているから、売り上げをあげる労力もいろいろで
温度差があるんだよね。その温度差を汲み取りたいと思って仕事をしてる。
そのためにみんなと話をするし、長い時間を見越すようにしてるよ。

さとこ:ますます分析が難しそう…
ルクレはほんとにいろんなことをしていますもんね。 

和田:うん。それに長い時間をかけないとできないことをしているしね。
アロバビューとかも最初は利益がでなくって、でもいろいろ積み重ねて今の
数字があって、そこから派生していったサービスもあって…
お金にならないこともしているし、準備期間が長いんだよね。
長く使ってもらえるモノをつくろうとしているからだと思う。
アロバはルクレの受付にもあるけど、あるとないとじゃ全然違うんだよ。
アロバを使って「あー便利ー」「あって良かったー」って思ってくださる方が
いたり、デジブックが生きがいだって言って、毎朝5時に起きてすぐチェック
してくださる方がいたりして、そういうふうに思ってもらえるのが幸せ。
経理の喜びってなんだろう、会社の売上があがることと自分をどうリンク
させたらいいんだろうって思ったこともあったんだけど、ユーザーが使って
はまってくれてるとか、新しいインフラにルクレのサービスが導入されてるとか、
そういう会社の成長を自分のことみたいに思えるようになったよ。

さとこ:会社のことを自分のことみたいに思えるっていいなー!
働き甲斐がありますね。
これも「働いて幸せになる会社」を支える考え方でしょうか。
私もがんばります!和田さん、今日はありがとうございました!