「送り手」でいることと、モノづくりに情熱を持ち続けられることが必要


【本日の社員データ】
安藤さん(入社11年目)中途入社、40代前半。
オンラインビジネス部 部長
前職は雑誌編集を手掛けていたキャリアを持つ。
朝会議個人発表テーマ:オンラインビジネス部が何をやっているか

植松:今回は安藤さんにインタビューです!
朝会議ではオンラインビジネス部が何をやっているか、ということを
10年の歴史を振り返りながら新入社員向けに発表されていましたが、
部長の立場から見て、どんなチームなんでしょうか?

安藤:ウチの部は本当にシンプルなチームなんだ。
エンドユーザーを相手にしていて、エンドユーザーのことだけを見ている。
彼らが「良い」と言ってくれたら正解なわけ。どうしたら「良い」と言って
くれるか、それを通して幸せだと思ってくれるか、そのことだけを本気で
考えて追及しているよ。
ユーザーを喜ばせようと思うと絶対に良いモノができる。そうすると
それに対して 企業からも反応がある。ビジネスが生まれてくるんだ。

植松:それって、何でなんでしょう?何か理由があるんでしょうか。

安藤:はっきり言って、競合がいないんだよ。ウチに声をかけるしか
ないんだ。世の中に他にない、オリジナルのサービスをやっているわけだからね。
例えばデジブック。「シニアをターゲットにしたサービスをやりたい」と思っている
企業にとって、ウチはもう既にそういうサービスを展開してきている。しかも
ユーザーを喜ばせている実績もノウハウもある。だから声が掛かってビジネスが
生まれるんだ。

植松:なるほど、それは強いですね。
そんな自社サービスを様々手掛けるチームで、安藤さんは部長さんとしてどんな
お仕事をしているんでしょうか?

安藤:ルクレにもいろんなタイプの部長がいるけど、俺は部長が
一番ちゃんとしてないほうがいいと思ってる。

植松:え?ちゃんとしてないってどういうことです?

安藤:メンバーと一緒にルールなんかは提案して決めるんだけど、
自分が一番最初にルールを破るね。そうすると物凄い勢いでメンバーから
怒られる(笑)ホント、本気で怒られるんだから。

植松:えー驚!なんでそうするんですか?

安藤:そうすると、みんな自分がちゃんとしなきゃと思うんだろうね。
反面教師と言ったらテイがいいかな。
普通だったら上からのトップダウンでルールを決めたり運用したり
するのかもしれないけど、俺は、そういう圧力では長続きしないし、
本当の意味が理解できないと考えてるんだ。

植松:そういうチームに、
今度新しいメンバーを迎えるとしたら、どんな人に来て
もらいたいですか?

安藤:「送り手」でいるということ、つまり自分のことはさておき、
“他人がどう思うか”ということばかり考えているということ。
ウチは、ITだけどサービス業なんだ。相手がどう思うか、喜んでくれるか、
そういうことを本気で毎日考えて、そのために作って、また考えてという
繰り返しをしている。

植松:他にはありますか?

安藤:うん、モノを作るって、みんな憧れると思うけど、実際はしんどい事のほう
が多い。自分達の手で作ると時間はかかるし、うまくいかないこともある。
しんどい事をただしんどいと思って終わりなのか、それを乗り越えてまでも
相手に届けたいモノがあるのか。
「送り手」でいることと、モノづくりに情熱を持ち続けられることが、
ウチのチームには必要なんだ。

植松:なるほど、デジタルに魂を込めるモノづくりの、ひとつのカタチですね。
安藤さん、今日はどうもありがとうございました!