今日のおやつは「めはり寿司」。三重県にある、「おわせお魚市場おとと」さんにお届けいただきました。
おやつ日記のトップで「バナナはおやつに入らない」と書いておきながら、おやつに寿司を選んでしまいました(笑)。
でも、振り返ると豚まんやコロッケなどもあったので、トリワークス的にはおやつに入るはずです。
さて、今回のめはり寿司ですが、和歌山県と三重県にまたがる熊野地方の郷土料理のひとつになります。
いったいどんなものか一言で言うと、「高菜漬けの葉の部分でご飯を包んだおにぎり」です。
「すし」の名前が付いているのですが、酢飯ではないんですね。
ただ、現在は酢飯を使用したものも多く、今回注文したものも酢飯です。また、ご飯に刻んだ高菜漬けの茎や胡麻、じゃこ、鰹節等を入れる場合もあるようですが、基本はただの白ご飯。地元では酢飯は邪道なんてという声もあるそうです。
ご飯を包む高菜漬けの葉ですが、熊野地方で採れる「赤大葉たか菜」というたか菜を、塩とトウガラシだけで漬けたものを使います。昔は長時間漬け込んだ酸味のきいた「べっこう漬」も多かったようですが、今は低塩分の新漬で青漬のことがほとんどのようです。
この「赤大葉たか菜」は、紫蘇のように天然の紫色が出るので、ご飯にほんのり色が付きます。また、ピリッとした辛さがあるのが、この品種の特徴とのこと。
そして、大きさが特徴的で、高菜の葉一枚丸ごと使って包むので、普通のおにぎりの2個分くらいはご飯を使うのが通常サイズ。そのため、ソフトボールくらいの大きさになり、食べる時に口を大きくあけ、つられて目も大きく張ってしまうので、めはり寿司と呼ばれる様になったというのがその名の由来と言われています(目を見張るほど美味しいからという説もあるようですが)。
とはいえ、ソフトボールサイズでは「おやつ」には重すぎるので、一口サイズになっているものもを注文しました。
ということで、そんなめはり寿司を食してみました!!
「おやつでーす」と言って、寿司が出てきたときには、さすがに皆ちょっと残念そうな顔をしていました。
私が選んだので「流石に寿司はやりすぎたかなぁ」と反省していたところ、「どこで買えるんですか?」といううれしい質問が!! 他にも実際食べたあとには、「懐かしい感じがする」とか「もっともらってもいいですか?」なんていう声もたくさんあがりました。これが、何よりも美味しさの証明ですね。
とはいえ、来週はもう少し「おやつ」っぽいものにしようかと思います!
■本日のおやつデータ |
購入店 | おわせお魚市場おとと(楽天市場) |
商品名 | 三紀のめはり寿し |
URL | http://www.rakuten.co.jp/ototo/ |