この仲間のためにだったら頑張れる


【本日の社員データ】
野宮さん(入社6年目)中途入社、30代前半。
オンラインビジネスユニット 企画営業チーム ビジネスディレクター
旦那さんのお仕事の都合で今は北京在住。 子育てをしながら働くママでもあります。

植松:お久しぶりです、野宮さん!ようこそルクレへ!

野宮:わ~やっと新しいオフィスに来れたよ~!すごいね、キレイだね!

植松:でしょでしょ。野宮さんは、いま旦那さんのお仕事の都合で北京に
いらっしゃるんですよね?

野宮:そうなの。2年ていう期限付きなんだけどね。 最初は日本に
帰りたくて帰りたくて仕方なかったんだよ。

植松:そうなんですね。。ホームシック的なものですか?

野宮:うーん、それとはちょっと違うかな。なんていうか、会社と離れて
しまうのが怖くって。
私は、北京に行く前は、肩書きにもある通り、「ビジネスディレクター」
として働いてたの。 新しいサービスを企画して、チームの開発者、
デザイナーと打ち合わせを重ねて、リリースするという仕事。
だけど、北京に行くことになって、それまでやっていた仕事をそのまま
続けることが難しくなってしまったんだよね。

植松:場所が離れてしまうと、そういう仕事はたしかに難しいかもしれないですね。

野宮:そう。ディレクターって、駅伝の監督と一緒で、チームの
一人一人のことをよ~く知ってないとだめなんだよね。その人がどういう
特技を持っていて、今どういうコンディションなのか、そういうことがリアル
タイムで分からないと戦略が練れないから。
それで、北京に行ってからはディレクターとは全く違う立場の、
実際に手を動かしてモノを作る側に回ることになったの。これがすごくいい
経験になっていると思って。

植松: どんなところがですか?

野宮:自分はそれまで、企画とか営業をする立場だったから、「作り手」
の気持ちが分かってるつもりではいたんだけど、分かってなかったの。
だからうまくいかないことも多かった。
だけど、自分が作る側に回ってみると、仕事を頼まれるときに、どう頼まれ
たらやりやすいか、とか、どんな言葉をもらうとモチベーションが上がるか、
とか、そういうことが体感できたんだよね。
自分がどういう状況にあるのかっていうことが分かってもらえるって安心
できるというか。

植松:特に野宮さんのいらっしゃるオンラインビジネスユニットは、
職人気質の方が
揃っているチームですもんね。

野宮:そうなの!でもね、作り手の仕事をしてみて、私は「職人」にはなれない
なって思ったんだ。

植松: あら、そうなんですか?

野宮:あるサービスの一部を作らせてもらうことになって、仕上げたものを
上司に見てもらうと、「違う」って突き返されてしまう。またそれをやり直して
も違う。またやり直す。リテイクの繰り返しを何十回もやったのよ。
その時に、技術は、訓練をしたら身に付くかもしれないけど、マインド
とか、そういう根底のものが違うな、本当の職人になれないなってことが
だんだん分かってきてしまったの。職人って、本っ当にいいものを追及して
作るんだよね。
だけど、この経験があったからこそ、私は目指したいものが見つかったんだよ。

植松:わぁなんですか?気になる気になる!

野宮:私は実際に「モノを作る」ことを極めるより、人と人との
関係とか、つながりとか、そういうことをすごく大切にしていきたいと
思っている、っていうことがはっきり分かって。
私ね、「敏腕ディレクター」になりたいんだ!もうやっと夢が
見つかったって感じ!

植松:やっと・・って、どういうことです?

野宮:入社した時は、正直「働いて幸せになる」っていうのがどういう
ことなのかわからなかったし、ましてや自分の目指したい姿っていうのも、
何か掴めなかった。
ウチはいわゆるサラリーマン家庭で、夜遅く残業して帰ってくる父親の姿と、
それを家でずっと待っている母親の姿を見ていて、「働くということは悪なんだ!」
と思っていたの。
だけど、ここで働いているうちに、自分たちでモノを作れるという素晴らしさに
気が付くことができて、それを作れるこの仲間のためにだったら頑張れる
という感覚が出てきて。今は「敏腕ディレクターになる」という目標に向かって
幸せに働いているよ。

植松:なるほど~。いま北京で野宮さんが自宅で働いている姿をお子さんが
目の当たりにしているのは、お子さんのためにも良いことなのかもしれないですね。

野宮:うん。そう思う。親が楽しく一生懸命に仕事をしている姿を子供が
見ているというのは、すごく大切な事だと思うんだ。それに、会社や仲間も
子供がいることに対しても理解をしてくれているからね。早く恩返ししなくちゃ、
と思ってるよ!

植松: 野宮敏腕D!今日はお話し聞けて良かったです。ありがとうございました。

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