まだ迷うことはあるけど、これはもう心を決めるしかない

 

 

【本日の社員データ】
石野さん(入社4年目)新卒入社、20代後半
アンドロイダーユニット 企画営業
趣味は絵を描く、写真を撮るなどの創作活動。人へのプレゼントを考えるのも好き。
朝会議個人発表テーマ:「苦しい道を歩むための訓練方法」

植松:今回は4年目の石野ちゃんに話を聞きます。・・・で、朝会では今、
「苦しい状態」って言っていたけども。。

石野:あは、中にはビックリされた方もいたようですが、私としては、
正直な表現をさせてくれたことはありがたかったですね。私、ウソは
つきたくないので(笑)
自分の今の立場だから言えるというか、言わなきゃいけないなと
思ったんです。

植松:ほうほう。具体的に、苦しいってどういうこと?

石野:そうですね、私は学生時代、メディアアートという美術・表現寄り
のことをやっていたということもあって、「自分とはこういうものだ!」
という自我があったり、「自分らしさとは」について考えたり、表現して
「自分を残す」ことに夢中になったり、とにかく「自分中心」に生きてき
たところがあったんです。たぶん、学生の間ってみんなそうだと思う
んですよね、自分のことをひたすら考えて生きてきてるわけですから。
それがある日一変して、今はユーザーのことを考えて、ユーザーを
気持ちよくするサービスを作る仕事をしている。このふたつの間には
大きな差があったんです。

植松:大きな差っていうのは、誰かのためにできるかどうかってことだよね。

石野:はい。もちろん、入社するタイミングで、社長の話を聞いたり、
プロジェクトの話を聞いたりしてなんとなく、これから私がやろうとしている
ことって、そういうことだろうな、という想像はしていたんです。授業で企業
とコラボして人の目に触れるポスターを作った経験もありましたし、他の人
にこう思ってもらいたいと考えて絵を描くこともよくあったので。だけど、本
当のプロになるために必要な、誰かのことを本気で考えるっていうのは出
来るようでなかなか出来ない、しかも分かってはいるのに、手が届きそうな
のに・・・っていうもどかしさがあって。苦しくて、正直ここから逃げ出すこと
も考えたことがありました。

植松:え゛っそうなの!

石野:そうなんですよ、今だから言えますけどね(笑) 周りの友達みたい
にオンとオフを切り替えてみようとか、“自分の時間”で何かやってみよう
とか、マネしてみるんですけどね、それもうまくいかなくて。

植松:アレ、何やってるんだろう私・・・、って考えちゃったり?

石野:そう、結局流されちゃってるじゃん!とか思って。
何でそういう道を自ら選んで進んでるかって言ったら、誰かのことを本気
で考えているサービスを作ることがしたいから、なんですよ。私もまだ
迷うことはあるけど、これはもう心を決めるしかないんだって、見えてきたんです。

植松:なるほどね~。石野ちゃんがそうやってもがきながらも続けてい
るのには、理由があるんだよね。

石野:そうですね、学生のころから少しそういうところがあったんです
けど、私がやったことによって人が動かされているのを見て、ニヤッと
してしまう、これはやめられないですね。あ、こうしたらあのユーザー
とあのユーザーが反応してくるだろうなとか、やってみると本当にそう
なったり、サービスがユーザーの生活の一部になっていたり。
ユーザーの顔を実際に思い浮かべながら、じゃあ次どうする!?って
作るサービス、これは面白いですよ。

植松:なんとなく、石野ちゃんは乗り越えてきてる気がしたよ!
今日はありがとね~

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