つらい理由、つらくてもやる理由

【本日の社員データ】
前山さん(入社4年目)新卒入社、20代後半
EXMK部 企画営業
「キレイで変化していくものが好き。だから女の子が好き!」というアイドル好きの一面も
朝会議個人発表テーマ:「自分の中で納得できないまま仕事をすすめる苦しみから解放されるには」

さとこ:今日はEXMK部の前山さんにお話をうかがいます!
早速ですが前山さんって、普段どんなお仕事をなさっているんですか?
「営業」「開発」みたいな職種のイメージがありませんが・・・ 

前山:そうそう、これやってます!ってものがないんですよね。でも大きく分けて
「与えられる仕事」と「仕事を見つける仕事」をしています。「与えられる仕事」は
「これやっといて、お願いねー」って言われてする仕事ですね。見本があって、
ゴールも見えているような。
「仕事を見つける仕事」は、新しいサービスを企画して、運用して、お金が
入るまでに必要な仕事を考えてまわす仕事です。サービスの内容や運用の
仕方、サーバーが必要かどうか、必要ならどこに立てるか、誰に相談すれば
いいか・・・ そういうことを考えて、たとえばサーバーを立てることになったら
お願いする人を決めていつまでにって言って、きちんとスケジュール通りに
できているか見るのが仕事。この、仕事を見つける仕事が超大変です!

さとこ:なにをすればいいかわからないわけですもんね。大変そう・・・

前山:やらなきゃいけない仕事に気付けないこともあって、なんでできないの、
気付けないの、なんでスケジュールまわってないのって思うこともあります。
できないから苦しいし悔しいし・・・「これで本当にお金稼げるの?」って
言われても「わかんないよ出してみなきゃ!」ってなるし、「これなら売れる」
って言うことが人によって違って「どうしよう」ってなるし(笑)
でも本当にそれで稼げるかどうかは考えるし、Aさんの言うことをいいなと
思ったら、Bさんがそれをいいと思わないときに、いいと思ってもらうには
どうしたらいいのかって考えます。みんなに気持ちよく仕事をしてもらいたいので。

さとこ:つらいって言いながらも前向きですね!

前山:いやほんとつらいですけどね(笑)
「私この仕事に向いていないと思う」と周囲に相談したこともあります。
できるかもしれないと思ったこともできなくて、もうできる人がやればいい
じゃん!って思って。でもそうしたら、「想定外のことが起きる、みんなの意見が
違うなんて当たり前にある。最初からできるやつなんていない。」って、誰に
聞いても同じことを言うんですよ。みんなそれぞれ辛いらしくって「自分から
見たら辛くない」とも言われます(笑)

さとこ:えええ・・・ 救いがない!

前山:でもこれは印象に残っているんですけど、1個上のステージに上がった
ときには、自分では上がったと思わないそうなんです。上がったと感じられる
のも人に教えられるようになるのも2個上がったときで、その頃には最初
苦しかったことも楽しくなってるって。苦しいことはずっとあるけど、楽しいことの
幅は増えるし、できることが増えたらお給料も増えていくし、「このくらいで
いいや」ってなったら、そのときできることで食べていくのもアリだと思うんです。

さとこ:苦しくない生き方もある?

前山:うん。苦しさと能力とお給料と、そういうもののバランスをどこでとるかって
考えることはできると思います。余裕ができたら気持ちも変わるのかもって、
たとえば宝くじが当たったときのことを想像したら思えるし、つらい仕事も考え方
を変えれば少しつらくなくなるよ!というのは朝会でも発表したとおりです。

さとこ:気持ち次第でつらさの受け止め方も変わるわけですね。

前山: って言っても難しいですけどね(笑)
でも、私は周囲の人に恵まれていると思います。だから頑張れるって面も
あるんですよ、干渉しあわないけどなにか言ったら受け入れてくれる人たちで。
それに、ルクレはたぶん、仕事を見つける作業が好きな人にはおすすめな
職場です。私も変化が好きだから、ルクレの新しいモノをどんどんつくるところは
合ってるかなぁ。去年の今頃は、今やってる仕事のことなんて絶対想像
できなかったのに、今は今進んでいる新サービスをうまくまわしたい、8月中には
お金になるようにしたいなって思って動いています。

さとこ:やっぱり前山さんは前向きですよね。
仕事がつらいのは上を目指していく姿勢があるからこそなんだなって
気付かされました。前山さん、今日はありがとうございます!

どうせやるなら楽しくやろう!

頼れるルクレの屋台骨【本日の社員データ】
堀口さん(入社9年目)中途入社、30代前半。
総務部 法務、ITソフトウェア管理、経理など
社内中から頼られるオールラウンダー、困ったときの堀口さん。
朝会議テーマ:ERPシステム導入について私がおもういくつかのこと

さとこ:本日は総務部の堀口さんにお話をうかがいます!
堀口さんは私にとって社内でもっとも身近で、毎日お世話になっている方
ですが、いろいろ見ているぶん分からないこともたくさんあるんですよ。

堀口:へーそうなの?たとえば?

さとこ:たとえば、朝会では、自分は「無用の存在」だけど「ゴールを目指したい」
というお話をされていましたよね。どちらもわかるような、わからないような・・・ 

堀口:「無用の存在」というのはねー、まぁプレゼン用にセンセーショナルな
言葉を選んだ節はあるけど、総務部みたいな間接部門、直接売上をあげる
わけではない部門は、会社にとってコストでもあるっていうことだね。もちろん
今総務がしている仕事が無駄だっていう意味じゃないけど、自分が会社に
いることのコストを考えた方がいいと思うんだよ。

さとこ:自分がいることのコスト、ですか・・・?

堀口:うん。いくら売上をあげたってさ、それよりもコストが大きかったら意味
ないわけじゃん。ここで言うコストっていうのはたとえば人件費ね。自分が
働いているのって、会社にとってはある意味ではコストなんだよ。総務は
売上をあげているわけじゃないから余計にそう感じるんだと思うけど・・・
コストはなるべく少ない方がよくて、自分はコストでもある。コストをコストだと
理解しようよ、ってことが言いたかった。「無用の存在」っていうのはそういうこと。

さとこ:かなり強烈な表現ですよね。
それでも「ゴールを目指したい」と思っていらっしゃるのはどうしてですか? 

堀口:えーと、それはなんとなく共感できない?
あらためて「どうして?」って聞かれると、なんて言ったらいいんだろう・・・
そうだなー 「どうせやるならなるべくよくなった方がいい」からかな。自分に
できること・やらなきゃいけないことをやらない、というのは生理に合わない
んだよね。仕事をすることで誰かに喜んでほしいとか給料をもらわないと生活
できないとかいろんな価値観があると思うんだけど、でも少しでも前に進む、
というのが間違っていることはあまりないと思う。

さとこ:???「少しでも前に進む」?

堀口:たとえば成長するとか、売上をあげるとか、コストを下げるとかね。
自分の場合は、さっきも言ったとおり売上をあげることができないから、コストを
下げることが「前に進む」ことだと思ってる。正確さを保ちながら効率をあげて、
他の部署の負荷を下げるのが自分のミッションだね。「無用の存在」と言っても、
そのことには矜持を持っているし、責任感や意地もある。少しでもよくなり
たいし、よくしたいんだよ。

さとこ:なるほど・・・

堀口:成長したいのがなんでかって言われるともうなんて言ったらいいか
わかんないけど、その方がおもしろいし楽しいじゃん。俺は趣味でサーフィンを
やるんだけど、前よりもいい波を見つけられるようになったりさ、そういうのと
一緒で。新しいことをやってみて、できるようになったら嬉しい。新しい知識を
得て「へぇー ふぅーん」って思うのが原動力かなぁ。俺は捻くれものだし
身勝手だから、人に感謝されたりするのよりも原動力になっているかも
しれない(笑)なにかがうまくいって、周りの人がちょっとずつよくなっていくのは
いいなって思うし、なにがみんなにとって一番いいのかとは考えるけどね。

さとこ:なんだかんだ言いつつ、みんなのことを考えていらっしゃいますよね。
本当になんでもできるオールラウンダーですし・・・ 

堀口:やってみて、ちょっとでもよくなったらいいし、ちょっとずつ前に進んだ
方がきっとみんな幸せだからね。それに、その方が自分も楽だったりするよ、
精神的に。仕事ってやらなきゃ生きていけない側面もあるけど、たとえ1億円
あったってなにかしらすると思う。生きていたらなにかするし、仕事しない
わけにはいかないから、「あーやんなきゃなー」とか言ったりするけど、結論
としてはやった方が実は楽。で、どうせやるなら楽しくやろう!と思ってる。

さとこ:前向きですねぇ。堀口さん、今日はありがとうございました!