社会人は、自分の意思と責任で環境をつくる。

 

【本日の社員データ】
藤田さん(入社6年目)中途入社、30代前半。
コーポレートビジネス部 アライアンスビジネスユニット
スペインのMWCから帰ったばかりのマーケティングディレクター
朝会議個人発表テーマ:「プロジェクトを支えるチーム力」

植松:ブエナス タールデス !!藤田さん!

藤田:わぁ(笑) なんだかうえまっちゃん、ぶっ飛んでるねぇ~。

植松:だって、世界最大規模の携帯通信関連見本市「MWC2013」
に行ってきたんですよね!!いいな~!!
それでどうだったんですか、展示会は?

藤田:今回は、某端末メーカーと共同開発のアプリを、参考出展と
いう形で出したんだけど、もう忙しいのなんのって。本当はもっと
いろいろな所を見て回りたかったんだけど、全然見れなかったよ。

植松:えー、せっかくバルセロナに行ったのに、残念ですね。

藤田:でも展示したアプリはすごく好評でね。アプリを使って、
スマホの新しい使い方を提案したんだけど、「アメージング!」とか、
「ワンダフォー!」とか、ナマで見ちゃったよ(笑)。
やっぱり、自分たちで作ったものを、実際に使って喜んでもらえる
のって嬉しいね。メーカーさんもすごく喜んでくれたし。とっても
キツかったけど、やってよかったよ。

植松:確かに、出発前はチーム全体がパンパンな感じでしたよね。

藤田:そうなんだけど。仕事をしていく上で大切な事って、案件に
かかわる人全員が「楽しい」とか「わくわくする」って瞬間がある。
そういう事だと思うんだよね。やっている時は、辛かったり、ぶつ
かって喧嘩したり、いろいろあるけど、やっぱりこの「楽しい」って
瞬間がないとね。「大変だったけど、やってよかった。」って思った
ら、よし、また次もやっちゃおう!!って思うよね。

植松:でも、藤田さんのチームは、大手の会社さんと一緒に仕事を
することが多いですよね。一般的にはそういう場合、大変そうな感
じですが~。

藤田:それがうちのチームのすごいところでね。相手は超大手の会社
ばかりなんだけど、受託という形で、「これを作って」ってポンと仕事
を渡されるわけではないんだ。
「こういうことをしたいんだけど、どうしたらいいか一緒に考えて」
ってところから相談される場合が多いんだよね。それで自分たちで考
えて、企画して、提案する。
もちろんこういう関係は、一朝一夕にできるわけではなくて、長い間
培ってきた信頼関係がベースにあるわけだけど。

植松:なるほど~。仕事でも友達同志でも、信頼って大切ですよね。
それでは最後に。最近、新卒向けの会社説明会をやっているんですが、
就活中の学生さんへアドバイスをお願いします!

藤田:そうだね~。学生の時って、基本的に誰かが決めてくれた環境
の中で生きてきてるよね。もちろん、受験する学校を選ぶとかはあるけど、
親や周りの大人たちが決めてくれた環境の中で、生きてるよね。
それに比べると、社会人は、環境を自分で作ることができるんだよ。

植松:と言いますと?

藤田:まずは、自分で考えて、悩んで、自分で決めた就職先に入る。
そして、ある会社に入って、ある部署に配属されて、ある仕事をする。
部署とか、仕事とかは会社が決めるけど、でもその根本となる、その
会社に入ることは自分で決めるわけ。
そこから先も自分で作るんだよ。周りの人や取引先との信頼関係とか、
自分の仕事に対する姿勢とかで、どんどん環境が変わっていく。
新人なのに大きな仕事を任されるかもしれないし、ずーと小さな範囲
でしか仕事は任されないかもしれない。でもそれは、周りがそうして
いるんじゃなくて、自分の責任。もし、それが不満なら会社を辞めて、
別の会社に転職すればいい。それも自分の決断。
つまり自分の事は、自分で責任を持って決めて自分で背負っていく。
誰かに決められるんじゃない。自分でその環境を作って行くんだよね。
それを踏まえて、まず社会人の第一歩として、
「就職先は、自分の意志と責任で決める。」
これが大切なんじゃないかな。

植松:うわ~、かっこいい~。藤田さん。
前回のインタビュー「売れる仕組みを作るオンナ」の時も、
かっこ良かったですもんね~。

藤田:そっか。このインタビュー受けるの2回目だよね、私。

植松:そうなんです。なんと全社員インタビューは、藤田さんから
始まったので、ちょうど1周したんです。4月からは新卒ちゃんも
入ってくるし、2周目もガンガンいきますよ~。
藤田さん、今日はどうもありがとうございました !
次回、3回目もよろしくお願いします!

叱るときは自分の子供を叱るように、本気で。

 

【本日の社員データ】
辻さん(入社6年目)中途入社、40代前半。
企画営業 マネージャー
お子さん2人を育てながら働くママさんでもあります!
朝会議個人発表テーマ:進行中案件とマネージメントについて

植松:本日は辻さんにお話しを伺います。お忙しいところお時間
いただきありがとうございます!

辻:いえいえ。いやぁ納期が重なっているプロジェクトが複数同時
進行していて。私もメンバーもみんな一生懸命やっているところなん
ですよ。

植松:どれくらい同時に進んでいるんですか?

辻:十数個、ってとこかな。私たちのチームは、クライアントが「こうしたい」
と思っていることを実現するお手伝いをしています。困っている、なんて
言われると、「じゃあこうしたらどうでしょう?」「こんな方法もありますよ」って
どんどん企画して、形にしていくんです。だから新しい案件の相談が次から
次に繋がっていて、、もうやるっきゃない!って感じですね。

植松:わわわ、それはすごいですね!頼られているというか。

辻:うん。たまたま、今はとある1社さんとがっつり組んでいるんだけど、
「まずはルクレさんに相談しよう」って言ってもらえる仲になっている
というのは嬉しいことのひとつかな。

植松:ありがたいですね。他に嬉しいと思う事はどんなことですか?

辻:そうですね、マネージャーの立場としては、メンバーそれぞれが
「あ、成長したな~」と思う時、かな。女性が多いチーム、ということで
ワイワイ賑やかにやっているけど、前向きでがんばりやさんばっかり。
仕事をちゃんと真正面から取り組んでくれる彼女たちが、自分達で
できることがだんだん増えてくるところを目の当たりにできて、これは
マネージャーだからこその喜びだと思いますね。

植松:なるほど。マネージャーさんにもいろいろなタイプの方が
いらっしゃると思うんですが、辻さんは自分でどんなタイプだと思われますか?

辻:タイプ、というと難しいけど、私が大事にしているのは、『叱るときは
自分の子供を叱るように本気で叱ること』、かな。感情に訴えるのではなくて、
どこが着地点なのか、どういう理由があるのか、とことん話をします。
それは、メンバーがちゃんと自分の中で納得できるまでね。あの子たち、
顔に出るから分かりやすいと言えば分かりやすいんだけど(笑)
で、納得できたんだったら、もうその話はそこまで。後々引きずらないように
してますね。

植松:顔に出る、っていうのは私も思い当たるフシが・・・(照)
ところで、辻さんはお子さんが2人もいらっしゃって、家庭も仕事も
両立されているスーパーウーマンだと思うのですが、けっこう大変じゃないですか?

辻:あ、それいろんな人に言われる(笑)なんだろう、でもね、自分では
「大変だ!」って意識したことがないんですよね。子供と約束をしていたことが、
どうしても外せない仕事が入って守れなかったときなんかに泣かれると、
まいったな~本当にごめんね、って、これまた本気で謝りますね。
人生の中で大切なものが人よりたくさんあるから、“両立しなきゃ”とは
思ったりはしていなくて、”もうとにかくやるっきゃない”っていう勢いというか。
「大変だろう」って頭では思うかもしれないけど、実際やってみたら
案外できちゃうんです。だから、もしそれで悩んでいる人がいるなら、
気負わないでって言ってあげたいかな。

植松:お子さんがいらっしゃる社員の方も増えてきてますしね。辻さんの
ような先輩の存在は心強いです!今日はお時間いただきありがとうございました~!