作りたいものを「自由に」作る

【本日の社員データ】
丸田さん(入社4年目)新卒入社、20代後半
オンラインビジネスユニット所属
なんでもしたい、全部やりたい!開発も企画もこなすモノづくり職人
朝会議個人発表テーマ:「『開発者に企画はできない』なんて言わせない」

さとこ:本日はオンラインビジネス部の丸田さんにお話をうかがいます!
丸田さんといえば「凄腕エンジニア」というイメージですが、朝会では「企画も
やりたい!」っておっしゃっていましたよね。開発も企画もやりたいって一体
どんな人なんだろう?というのが私の今日のテーマです(笑)

丸田:どんな人かぁ(笑)
オンラインビジネス部には開発も企画もって人も結構いますよ。田山さんとか。
だって楽しいことを両方できたらより楽しいじゃないですか。開発も企画もモノ
づくりだし、1から10まで自分でつくれたらすごい楽しいと思うんですよ。
たとえば開発だけやっていて誰かが考えたものを作るんだと、それはそれで
楽しいけどそこしかできないじゃないですか。企画だけやっているのも、
それはそれで楽しいけどモノとして出せはしなくて、自分が作った感は半分
なんですよね。でも両方できたら「俺が作った!」ってドヤ顔できる(笑)

さとこ:そう聞くとシンプルですね!
モノづくりを心底楽しんでいる感じが伝わってきます。

丸田:子供の頃レゴブロックでお城を作るのが楽しかったのと同じですよね。
なにが楽しいのかわかんないけどなんか楽しい・・・自分の作品ができる感じ
かなぁ。プログラミングはレゴブロックより自由度が高いからもっと楽しいです。
レゴブロックだとブロックを使って現実になにかを作るしかないけど、
プログラミングだったらPCの中にだけ作ることもできるし、スマホとか指輪型の
デバイスとかもあるし、自由に作りたいものが作れて。

さとこ:「自由に作りたいものが作れる」って、いいですね!そりゃ楽しい!

丸田:勉強は必要ですけど、作れますよ。
レゴブロックで言ったらブロックを作るところから自分でできます。

さとこ:それだけ自由で、丸田さんはどんなものを作りたいんですか?

丸田:僕は性格が捻じ曲がっているから(笑)、ユーザーのためにとかそういう
のはあんまりなくて、自分の作りたいものを作ってユーザーがそれに踊ら
されて酔っちゃうようなものを作りたいです。麻薬みたいな、もうそのサービス
のせいで夜も眠れない、みたいな。たとえばLINEとかモバゲーとかかなぁ。
ゲームをしたいっていうより若い子にアイテムを贈りたいだけのような課金
中毒者がいるんだけど、それって本当にその中毒者がその子にあげたいと
思っているわけじゃなくて、システムがそうさせているんだと思うんです。
そういうものを作りたいですね。

さとこ:ああ、ちょっとわかる気がします。自分が考えて作ったもので人が
そこまでハマったら、楽しそうだし気持ちよさそう・・・丸田さんは実際に、開発
だけじゃなくて企画から携わっていらっしゃるんですか? 

丸田:はい。もうすぐ公開される新しいアプリは僕の発案ですし、やる気が
あればやらせてもらえる環境にいます。もちろん最初からなんでもやらせて
もらえるわけではないですけど、なんとなく、徐々に、いろいろできるように
なっていましたね。朝会では毎回頭おかしい感じで「俺にやらせろよ」って
訴えていましたし、相手に「こう作って」って言われて作るような仕事でも
こちらの考えたことを提案していました。そのへんの積み重ねかなぁ。情熱
だけあって「やりたいです!」って言ってもそいつに任せて大きな損害が出たら
会社もやっていけないし、一歩一歩積み重ねてきた感じです。つまんなさそうな
仕事でも、ちょっとでも自分の色を出せたら楽しく仕事ができますしね。

さとこ:意欲があって行動も伴っていて、どちらも継続していて・・・
まぶしいです!学生さんに一言お願いします。 

丸田:ええと・・・ 「情熱と着実と」・・・ ですかね。ちょっと韻も踏めたし(笑)
熱いだけだとバカになっちゃうから、着実に積み重ねていく姿勢も大事です。
でもルクレのいいところは、社会不適合者だからってつまはじきにされるような
ことがないところだと思います。いわゆるヘンタイというか、すごくマニアックで
他人に理解されない部分にこだわるような人も生きていけるし、いろんな人が
いるのが楽しいところですね。社会不適合者もいるし適合者もいるし、
バランスがとれていて、多様性があって。
個人的には、まわりにつまはじきにされている、クレイジーな人がもうちょっと
入社してきてくれてもいいかなと思います。完全に社会のはみ出し者で
めんどくさい感じの人。たぶん嫌うとは思うけど、面白い仕事ができそうですよね。

さとこ:好きになれる人より面白い仕事のできる人・・・
とことんモノづくり志向ですね!丸田さん、今日はありがとうございました!

いろんな作物を育てるといい畑になる

【本日の社員データ】
牧野さん(入社4年目)中途入社、30代前半。
モバイルパートナービジネス部 エンジニア
「おすすめのお店ならいつでも聞いて!」と語る食通。一押しは本八幡のカンディード
朝会議個人発表テーマ:「エンジニアの学び方」

さとこ:今週はモバイルパートナービジネス部の牧野さんにお話をうかがい
ます!前回に続きエンジニアさんへのインタビューなので、引き続きエンジニア
心を探らせてください!知識がないせいもあって、エンジニアさんの仕事の
おもしろさがよくわからなくって・・・ 牧野さんのしているお仕事は、牧野さんに
とっておもしろいですか? 

牧野:えええ・・・ そう聞かれると、あなたにとってはなにがおもしろいの?
なんで総務部に入ったの?って逆に聞きたくなりますね。「おもしろい」の
概念がわからないです。苦労自慢みたいに、やってるときは苦しいけど
後からは思い出になっておもしろいものもあるし・・・
でも、僕はケータイに関わる仕事がしたいと思っていたんですけど、「ケータイ
はすごい!」とかは思いますね。だってデジカメが小さくなったんですよ!?
あんなに綺麗な、カラーの画面なんですよ!?? すごい進歩だと思いませんか。
昔の折りたたみケータイでも、どこまでたたんだら画面が暗くなるんだろう!?
その折りたたむ部分の中はどうなっているんだろう!?? とかって考えて
いました。ただ「すごい!」ってだけじゃなくて、「じゃあなにがすごいの?」と
考えるところはあります。他にもたとえばペットボトルのキャップがちゃんと
キャップとして機能しているのもすごいし、あるカップラーメンの麺はカップを
さかさまにしても落ちてこないって噂を聞いて、本当ならすごいなー
おもしろいなーと思いました。

さとこ:たしかにおもしろい!
そういう好奇心を持っているといろんなものがおもしろく見えそうです。

牧野:まぁ、知ると飽きるというか、興味が薄れちゃうようなところもあるん
ですけどね(笑)興味があっちこっちにいって、ひとつところにじっとしては
いられないタイプです。エンジニア歴はもう10年になりますけど、飽きずに
続けてこられたのはしている仕事に変化があったからだろうなぁ。いろんな
製品に携わってきましたし、どんどん新しいものが出てくる業界で、ソフト
ウェアに寿命もあって・・・
ずっと同じことをやっている人はエンジニアにはいないと思います。エンジニア
って、僕のイメージでは、自分という畑にいろんな種を植える感じですね。
植える種によって違う実(製品)がなるような。

さとこ:おもしろいなって思い(種)があって、製品(実)をつくって、その経験が
自分の身(畑)になって、また新しい製品をつくっていくようなイメージでしょうか。
ルクレの理念社名の由来にも共通する発想ですね!
それじゃあ、いい畑になるにはどうしたらいいんでしょうか? 

牧野:いい畑になるには・・・ 違う作物(製品)を育てることですね。
プログラミング言語とかモジュールとか製品のアルゴリズムとか、ほんとに
いろいろあるんですよ。でも自分で家で学ぼうなんて普通の人はなかなか
思わないから、仕事でやってみて、既にあるものを見たり実際に作りながら
知ったりするのがいいと思います。そうすると、エンジニアのしていることって
結局は一緒だなって、イメージがわかると思うので。

さとこ:えっ、一緒なんですか?

牧野:プログラミング言語とかモジュールとかって、表現は違うんですけど、
相互に共通するところは必ずあるんですよ。日本語と英語はぜんぜん違う
けど、訳すことはできるじゃないですか。たとえば「罵詈雑言」にぴったり当て
はまる訳がなくても、「悪口」とか似た言葉はあって・・・ これは昔気がついて
すげぇと思ったことなんですけど、英語で「世話をする」って「look after」と
いうんです。で、日本にも「後見役」という言葉があって、どちらも「世話をする」
という表現に「後ろから見る」イメージがあるんですよね。プログラミングも同じ
で、共通するイメージがあって、大事なのは表現よりも考え方なんです。

さとこ:なるほど!共通するイメージや考え方を身につけながら、どんな製品
にも対応できる土壌を養っていくわけですね。 

牧野:うん。いろんな製品に携わることでその「考え方」を身につけられて、
そうしたらもっといろんなことができるようになると思う。いろんな経験と、
あとはやっぱり情報が大事かなぁ。情報に触れて、あとで引き出せるかどうか。
僕はたとえばケータイWatchというニュースサイトを見たり、ツイッターで
デキるプログラマーをフォローしたりしています。自分の作っているものを
見るのも勉強になりますね。

さとこ:いろんなところにアンテナを張っていらっしゃるんですね!
その「共通するイメージ」というのを私も見て見たいです。なんとなく、
おもしろいんだろうな、おもしろそうだなという感じがわかった気がしてきました!
牧野さん、今日はありがとうございます。