笹井屋「なが餅」

この記事は、旧おやつ日記から転載したものです。

約一年にわたって毎週おやつを扱ってきましたが、おそらく今回ほど歴史をもったおやつはなかったのではないでしょうか。なんと、創業天文拾九年!!

その長さをわかりやすくするために年号をさかのぼると、、、
平成、昭和、大正、明治、慶応、元治、文久、万延、安政、嘉永、弘化、天保、文政、文化、享和、寛政、天明、安永、明和、宝暦、寛延、延享、寛保、元文、享保、正徳、宝永、元禄、貞享、天和、延宝、寛文、万治、明暦、承応、慶安、正保、寛永、元和、慶長、文禄、天正、元亀、永禄、弘治、、、で、その次に天文です。

西暦になおすと1550年。
小学生の落書きの定番(失礼)、フランシスコ・ザビエルが日本に到着したその翌年です。

気が遠くなるとか、もうそういったレベルではないですね。とにかくとおーい昔です。

さて、そんな「永い」歴史を持ったおやつは一体何かというと、三重県は笹井屋さんの「なが餅」です。

「なが餅」自体は、お米が材料のお餅で餡を包み、平たく伸ばして両面を焼き上げてあるものです。 素朴なイメージですが、長く愛されているこのお菓子一体どんなお味なのでしょうか。

■本日のおやつデータ
購入店 笹井屋
商品名 なが餅
URL http://www.nagamochi.co.jp/

実際頂いてみると、実は、あまり特徴がないんです。

おもちは柔らかいですし、餡も甘さ控えめで美味しいです。ですが、「コレが!!」と思えるようなポイントはなく、なんとも素朴な味わい。でも美味しい。

ながもち いただきます今回このおやつを選んだ社員が、3歳のころからずっと好きで食べているという事実、そして何よりも450年を超える期間ずっと食べ続けられているという事実が、一番のおいしさの証明ですね。

笹井屋さんのホームページでは「なが餅」の美味しい食べ方として、から揚げやころもを付けて天婦羅などに加工すると一味違った味が楽しめます、とのご紹介がされていました。
今回そのまま頂いた味から想像してみると、天婦羅はすごくおいしいように思えます。是非一度チャレンジしてみたいですね!