この記事は、旧おやつ日記から転載したものです。

まだまだ暑い日もありますが、少しずつ秋の気配が感じられるようになってきました。秋といえば、食欲の秋！そしてフルーツのおいしい季節です。

本日のおやつは岐阜から、金蝶園総本家さんの「巨峰餅」をお取り寄せしました。巨峰は言わずと知れた秋の味覚の代表格。巨峰には、人間の体を正常に働かせるために不可欠なミネラルや、高血圧の予防や食欲増進に役立つカリウム、鉄、カルシウム、銅、亜鉛などがまんべんなく含まれています。フルーツは意識して採らないとなかなか採れないですよね。

今回お取り寄せさせて頂いた金蝶園総本家さんは、岐阜県大垣に寛政１０年（１７９８年）に菓子処「舛屋」として創業してから、現在７代目にあたるという、老舗中の老舗のお菓子屋さんです。大垣は、古くから東西交通の要所として栄え、戸田藩十万石の城下町、中山道や美濃路の宿場町、水門川を生かした舟運の港町として発展した土地です。また、良質な地下水が豊富なことから「水都」と呼ばれ、昔は６つの川が市内をアミの目のように流れていたそうです。どんな料理にも水は命ですから、おいしいお水のあるところに名店、老舗が生まれるのは必然といえるのかもしれませんね。

そしてそんな老舗の作る、種無しの巨峰を丸ごとお餅で包んだという季節限定商品の巨峰餅。巨峰が丸ごと入っているというのは一体どんな感じなんでしょうか。楽しみです！！

いちご大福が好きな方には間違いなくオススメです！私は「あ、イチゴじゃなくても良いんだ」なんて変な感動の仕方をしてしまいましたが、なんというか、とても新しい感覚のおやつでした。

もちろんそういった品種を選んでいらっしゃるのだとは思いますが、巨峰が甘すぎず酸味が利いていて、その酸味とお餅の甘さが、そしてお餅の食感と巨峰のみずみずしさとがあいまって、絶妙なハーモニーを奏でています。私の周りではあまり知られていないようでしたが、是非皆さんに味わっていただきたいおやつです。機会があればどうぞ！